
人類に残された広大な開拓地の一つが、頭蓋骨の中に広がる「宇宙(精神内界)」すなわち脳、そして、こころです。もちろん、体につながらない脳を語ることはナンセンスであり、医学は心身相関を常に念頭に置いています。人類に不安と恐怖を引き起こす「病気」というものを科学的に克服することが医学であると考えます。
脳やこころの病気の新しい治療方法を開発することが当研究室の目指す方向性です。
人口の過密化した高度情報化社会=ストレス社会において、認知と行動と感情の連携がバランスよく機能し、脳が適切な情報処理能力を常時発揮できる状態の維持、すなわち「科学的なメンタルヘルス」の維持が重要です。認知行動科学、脳科学、精神医学、心理学、神経科学、分子生物学、電気生理学などの様々な分野の技術を駆使して、「脳とこころの機能」を解明し、「情報過負荷による脳とこころの病」の早期発見・早期治療を目指し、インフォーメンション・テクノロジーとともに進化し続ける新世紀の人類を支える医学の発展に貢献していきたいと考え、当教室は、2006年3月1日から、新しい医学研究を推進しています。
以上のキーワードにひかれる学生(医学部、他学部を問わず)、大学院生(博士課程、修士課程)、研究生を心より歓迎いたしますので、研究テーマなどをご覧の後、neurophys1@ML.chiba-u.jp まで、ご不明の点をご遠慮なくお問い合わせください。よろしくお願いいたします。