研究

研究協力のお願い

通常、臨床研究を実施する際には、文書もしくは口頭で説明・同意を行い実施をします。臨床研究のうち、患者さまへの侵襲や介入もなく診療情報等の情報のみを用い研究等については、国が定めた指針に基づき「対象となる患者さまのお一人ずつから直接同意を得る必要はありません」が、研究の目的を含めて、研究の実施についての情報を公開し、さらに拒否の機会を保障することが必要とされております。 このような手法を「オプトアウト」と言います。
オプトアウトを用いた臨床研究は下記の通りです。なお、研究への協力を希望されない場合は、下記文書内に記載されている研究担当者までお知らせください。

2022年度に承認の研究

・統合失調症の経過における脳体積の推移に関する検討

・薬物療法切り替えにおけるブレクスピプラゾールの有害事象とその後の予後の関係

・精神神経疾患の臨床遺伝学的研究:
 藤田医科大学精神神経科学講座「遺伝子解析によるこころの健康とこころの病気に対するかかりやすさ(発症脆弱性)や薬の効きめや副作用(治療反応性)等の解明に関する研究」への協力に関する公開文書

・治療抵抗性統合失調症サブタイプ別のクロザピン反応性に関する後方視研究

2021年度に承認の研究

・ベンゾジアゼピン系睡眠薬からオレキシン受容体拮抗薬・メラトニン作動性睡眠薬への切替え法に関する調査研究

・統合失調症の経過における脳体積の推移に関する検討

・精神神経疾患の臨床遺伝学的研究

・入院の長期化の防止および長期入院患者の地域移行、地域定着のための治療プログラム調査

・クロザピン治療における血液内科との連携に関する精神科医療機関の全国実態調査

・クロザピン治療における入院治療および採血・通院間隔に関する当事者・家族の意識調査

2020年度に承認の研究

・統合失調症の経過における脳体積の推移に関する検討

・こころの病気の初診時と長期通院後の関連調査

・悪性症候群に対する修正型電気けいれん療法の有用性を検討する多施設における後方視的カルテ調査研究

・新型コロナウイルス流行に伴う緊急事態宣言前後の ADHD 児に関するカルテ調査



現在進行中の下記の研究では、患者さん方だけでなく、健常者の方々にもご参加をお願いしています。

  • 血液バイオマーカーを用いたうつ病と双極性障害の鑑別診断法の開発に関する研究
    参加要件:
    ・20~59歳の男女
    ・今までに精神神経疾患に罹患していないこと
    ・睡眠薬や抗不安薬、抗うつ薬、抗精神病薬、抗てんかん薬などの薬剤を過去3か月間に使用していないこと
    ・ご家族(父母、兄弟、姉妹、子)に精神疾患をお持ちの方がいないこと
    ・重篤な身体疾患を抱えていないこと
    ・現在妊娠の可能性がないこと、授乳をしていないこと
    実施項目:
    ・問診、心理検査(60分程度)
    ・採血(通常の医療機関で実施されるのと同程度の量の血液を採取します。)
    ・身長、体重、体温、血圧、脈拍の測定
  • 体液中のタンパク解析による精神神経疾患の成因に関する基礎的研究
  • 精神神経疾患の臨床遺伝学的研究

明日のより良い精神医療のため、皆様のご協力をお待ちしております。
(ご参加のお申し込み、お問い合わせは、下記のメールアドレスにご連絡ください。
実際にご参加いただく前に、適格性の判断をさせて頂くこととなります。ご容赦下さい。)

    【連絡先】千葉大学大学院医学研究院 精神医学教室
    担当者メールアドレス:seisin-jim☆office.chiba-u.jp (”☆”を”@”に置き換えて下さい)