※千葉大学には埋葬施設がありませんので、ご遺骨は必ずお引き取りいただきます。
献体される方のご遺志を実行できるかどうかは、家族・親族の方だけが頼りです。存命中にご本人の意思をしっかり確認し、成願=死亡時は献
体者のご遺志に添って円滑な献体ができるようご協力下さい。
ご遺体は粗末に扱われることはございません。故人の尊厳を損なうことのないよう処置や保管の際にも万全の配慮をいたします。
学生や医師の深い感謝の気持の中で教育や研究に生かされますので、献体登録者になられた方のご遺志を充分尊重していただきますようお願い申し上げます。
献体登録者がお亡くなりになりましたら、まず下記電話番号にご一報ください。千葉大学への連絡は必要ありません。以下の内容をお知らせください。献体登録時にお渡ししている連絡用カード(ブルーカード)をお持ちの場合は、参考にしてください。葬儀・告別式を行う場合は、日取りが決まりましたら再度ご連絡をお願いいたします。
電話連絡先(365日・24時間対応)
千葉大学医学部献体活動協力事業者 サンセルモ玉泉院
043-226-2504(千葉大学献体受付専用番号)
以下の言葉をお伝えください。
「千葉大学の献体登録者が亡くなりましたので、献体を行ないます」
【電話でお知らせいただく内容】
登録者が逝去された場所から直接出棺される場合は、逝去された場所まで委託業者の者がお引き取りに上がります。
逝去された場所から安置所(ご自宅・告別式会場等)まで移動される場合は、ご親族様でご手配ください(その際の搬送費等はご親族様でご負担ください)。その後、お別れする場所へお迎えにあがります。
ご遺体の搬送費(出棺される場所から大学まで)と火葬費は、大学で負担いたします。その他の費用(葬儀費等)は大学では負担出来ませんので、ご了承ください。
ご遺体は死後すぐに変化が始まり、外からはわからない内臓から傷みはじめます。ドライアイスなどで冷却保存した場合でも、3日ほどで処置が難しくなります。そのため、逝去された場所から直接大学へ搬送されるのが一番望ましい形です。しかしながら、時間に十分にご配慮頂ければ葬儀、お別れ会などのセレモニーを行って頂くことは可能です。
故人の衣服につきましては特にきまりはありません。普段の寝間着でも結構です。
お棺はご準備頂く必要はございません。
※その他よくある質問もご参照ください。
献体されたご遺体は設備の整った保管施設に一体ごとに丁寧に安置されます。スケジュールに従って学生・医師が解剖を終えた後、千葉市斎場で火葬されます。ご遺骨が返ってくるのはお預かりしてから2〜3年後(解剖スケジュールにより1〜2年後の事もあり)になります。
大学からご遺骨引受人の上位の方へ順番にご連絡いたしますので、千葉大学医学部(千葉市中央区亥鼻1-8-1)までお越しください。その際に埋葬手続きに必要な「埋火葬許可証」も同時にお渡しいたします。大学主催の「解剖慰霊祭」の時にご遺骨をお渡しすることも可能です。
なお、千葉大学には埋葬施設がありませんので、ご遺骨は必ずお引き取りいただきます。また、散骨なども行っておりません。散骨等に関しましては、専門の葬祭業者へご相談ください。
※大学までお越しいただくのが困難な場合は、千葉大学亥鼻地区事務部総務課総務第一係(043-222-7171内線5017)までご相談ください。
毎年、千葉大学では医学部主催の解剖慰霊祭と遺骨返還式が行われます。ご遺族のご希望により文部科学大臣の感謝状が授与されますので、解剖慰霊祭のお知らせの際にご希望の有無を併せて伺わせていただきます。なお、解剖慰霊祭にお越しになれない場合は、ご遺骨・感謝状の郵送もいたしております。
また千葉白菊会では、前年度に成願(献体)された会員のご芳名を医学部キャンパス内にある「献体の碑」に奉納する「成願者名簿奉納式」を行っております。成願者名簿は会報『千葉白菊』にも掲載されます。献体の碑は、どなたでも手を合わせていただくことができます。