千葉白菊会
会長 青柳 信子
千葉白菊会の会員は、死後に自分の遺体を千葉大学医学部に提供(献体)することを約束しています。 千葉大学では、医学部学生の解剖学実習や看護学部学生等の解剖見学に役立てていますが、その他にも献体を活用した実習があります。それは、現役の医師・ 看護師などの医療従事者を対象としたもので、医師の手術手技の向上やチーム医療の習熟などを目的として行われます。 平成22年、全国に先駆けて作られたクリニカルアナトミーラボ(CAL)の参加者は年々増えて、今では年間700名ほどの医師や医療従事者が参加し、患者が安心 して手術・検査を受けられるように研鑽を積まれています。そして、令和元年「臨床医学の献体利用を推進する専門人材養成プログラム」が文部科学省に採択さ れ、大学院生を対象に学びの場を拡大していることは、千葉白菊会としてもたいへん誇らしいことです。 昭和40年に白菊会千葉支部として会員11名でスタートした千葉白菊会ですが、今では会員数は約1,800名、キャンパス内の『献体の碑』に名簿を奉納された献 体者は2,800名を超えました。 私たちは、これからも医学の発展を願って千葉大学医学部に協力してまいります。私たちの趣旨に賛同し、献体登録して頂ける方をお待ちしております。
千葉白菊会の歩み
1955 S30 全国組織「白菊会」創設。倉屋利助・利一親子、藤田博士(東大)らによる
1965 S40 齋藤利一氏、活動開始。会員数11名
1966 S41 白菊会千葉支部設立(11/12)。支部長・齋藤利一
1969 S44 会報『しらぎく』創刊
1974 S49 会報『しらぎく』休刊
1975 S50 創立10周年。会員数174名、成願者延べ31名
1979 S54 会報『ちば白菊』復刊(通巻11号)
1982 S57 「千葉白菊会」発足、第1回総会開催(10/16)。会長・齋藤利一
1985 S60 創立20周年。会員数996名、成願者延べ216名
1986 S61 会報『ちば白菊』休刊
1995 H7 創立30周年。会長・山内彰吉就任。会員数1,994名、成願者延べ725名
1996 H8 会報『千葉白菊』復刊(通巻17号)
1998 H10 千葉寺納骨堂整備
2002 H14 会長・丸山武文就任
2004 H16 「献体の碑」建立(12/21)
2005 H17 創立40周年。会員数2,345名、成願者延べ1,418名。総会・慰霊祭同日開催
2010 H22 創立45周年。会長・大澤國昭就任。会員数2,063名、成願者延べ1,782名
(千葉大学医学部「クリニカルアナトミーラボ(CAL)」発足)
2013 H25 「創立50周年記念事業準備委員会」設置
2015 H27 創立50周年。会員数1,977名、成願者延べ2,166名
2016 H28 「創立50周年記念式典」挙行
2020 R2 会員数1,914名、成願者延べ2,568名
2021 R3 (「千葉大学医学系総合研究棟」完成)
2022 R4 (「千葉大学医学部献体委員会」発足)
2023 R5 一般の方と会員を対象としたイベント「献体の集い」を初めて開催
献体のPR誌「献体プレス」を創刊
・献体ポスターの掲示
・「献体の集い」の開催
「献体の集い」は、献体に興味がある方と千葉白菊会会員に向けたイベントです。
・令和5年度末時点の献体登録者数1,811人。医学生の解剖実習及び医師の研究用解剖体は100%充足された。
千葉大学医学部献体登録者 市郡別分布 令和6年3月31日現在
・医学部4年生の臨床研修開始に合わせて行われる白衣式への参加
・解剖実習ガイダンス(2年生)への参加(献体動機の披露)
・解剖実習終了時の懇話会への参加
・令和6年1月24日 献花式(於 献体の碑)
・令和6年3月28日 春の彼岸供養(於 千葉寺)
・令和6年7月22日 名簿奉納式(於 献体の碑)
・令和6年9月20日 秋の彼岸供養(於 千葉寺)
また、篤志解剖全国連合会、献体実務担当者研修会(いずれも年1回)へ千葉白菊会代表として参加しています。
追悼のことば(医学部長) 追悼のことば(附属病院長)
感謝のことば(医学部三年生代表) 医学部学生の献花
ご遺骨返還 ご遺族お見送り
〒260-8670
千葉県千葉市中央区亥鼻1-8-1千葉大学医学部内
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