Q2.千葉大学医学部に献体登録するにはどうすればよいのですか。
Q3.親族が誰もいないのですが友人等の同意で登録可能ですか?
Q4.親族の同意は得られましたが遺骨を引き取れる者が誰もいないのですが。
Q5.登録時に同意者となった親族に先立たれ、遺骨の引き取り者がいなくなってしまいました。 登録を取り消さないといけませんか?
Q10.アイバンクへの登録や臓器提供意思表示カードを携帯していても献体登録できますか?
Q13.献体登録後、状況や心境の変化により登録を取り消すことができますか?
Q16.死亡したときの状態によって献体できなくなることがあると聞きましたが、どんな場合ですか。
Q17.葬儀やお別れ会などのセレモニーをしてから移送でも良いですか?
Q18.献体をするときのご遺体に何を着せたらいいですか?また、棺は必要ですか?
Q24.返還される遺骨に他人の遺骨が混じることはありませんか。
Q26.献体登録者が旅先や県外の病院で死亡した場合、献体できますか。
A.献体登録出来る方は ①「無条件・無報酬」で献体すること ②千葉県内に現住所があり、県外へ転居する予定がないこと ③本人が献体希望の意思を表示し、千葉大学医学部でその確認ができる方 ④親族(親・配偶者・兄弟姉妹・子)全員の文書による同意が得られる方 ⑤原則として60歳以上で、未成年の子どもがいない方 ⑥親族等の方に、大学まで遺骨の引取りに来て頂ける方(遺骨の引取りは、献体から2~3年後になります) ⑦過去にB型肝炎・C型肝炎・結核など、感染力の強い病気にかかられたことが無い といった条件があります。
A.まずは、千葉大学亥鼻地区事務部総務課 総務第一係 献体担当までお電話ください(043-226-2988 月~金 9時~16時※祝日は除く)。献体登録に関するご相談をお受けします。また、ご希望があれば申込書類等をお送りいたします。手続きの詳細につきましては、献体登録方法をご覧ください。
Q3.親族が誰もいないのですが友人等の同意で登録可能ですか?
A.ご親族がいない方、遺骨の引受人が3名に満たない方は、ご本人の同意に加えて、納骨までの手続きを行ってくださる方(死後事務委任契約者等)がいれば、登録可能です。
Q4.親族の同意は得られましたが遺骨を引き取れる者が誰もいないのですが。
A.ご親族でなくても、ご自身の生前契約(死後事務委任契約)によりご遺骨を引き取り埋葬してくれる法律事務所、宗教法人、NPO法人等があります。そのような契約をしていただいていれば、ご登録いただけます(死後事務委任契約については、お地元の市町村役場、社会福祉協議会へご相談ください)。
Q5.登録時に同意者となった親族に先立たれ、遺骨の引き取り者がいなくなってしまいました。 登録を取り消さないといけませんか?
A.ご親族がいなくなってしまった場合でも、生前のうちに以下のようにしておいて頂ければ献体は可能です。 ①自分の遺骨を埋葬する場所を決定し、係る経費を含めて担当者(寺社・教会等の墓地管理者)と契約を完了しておく ②自分の遺骨を引き取り埋葬をする方を決定し、その方(ご友人、入所施設の施設長、寺社・教会の担当者など)のご連絡先を千葉大学亥鼻地区事務部総務課 総務第一係 献体担当 まで連絡しておく
Q6.手術を何度も受けているが献体できますか?
A.内臓等の摘出手術を受けておられる方でも、問題なくご献体いただけます。
Q7.献体できない病歴などはありますか。
A.B型肝炎・C型肝炎・結核などの感染力の強い病気に罹患されたことのある方は、献体登録をお断りさせていただいております。現在は医療技術の進歩により完治していると言われても、免疫力等が低下した場合は再発してしまう可能性があります。その場合、自覚症状がなくても処置をする職員や解剖をする医学生に感染してしまう危険性があるため申し訳ありませんがどうぞご理解ください。
Q8.病歴以外で献体ができない場合はありますか。
A.交通事故や自殺、事件性があると警察が判断し司法解剖された場合、県外で亡くなられた場合、ご家族の承諾が得られない場合、遺骨の引取者がいない場合などの状況では、ご献体いただけない可能性があります。
Q9.献体時の費用は必要ですか。
A.ご遺体の引き取りからご遺骨の返還までの諸費用(お別れする場所から大学までの搬送費用、火葬費用)は、大学にて負担いたします。ただし、ご逝去された場所からお別れする場所までの搬送費用、通夜・葬儀の費用および埋葬費用等は大学で負担することはできません。
Q10.アイバンクへの登録や臓器提供意思表示カードを携帯していても登録できますか?
A.同時登録は可能ですが、アイバンクへの献眼は1眼のみとなります。また、臓器提供された方は献体することができません。
Q11.住所や連絡者が変わったらどうすればよいですか?
A.住所だけでなく、電話番号や会員証(小)の裏面にある縁故者(連絡者)等の変更がある場合、できるだけ早く 千葉大学亥鼻地区事務部総務課 総務第一係献体担当 にご連絡下さい(043-226-2988 月~金 9時~16時※祝日は除く)。また、献体登録証を紛失された方も再発行いたしますのでご連絡ください。
Q12.千葉県外へ転居したらどうなりますか?
A.千葉大学では、ご遺体のお迎え可能地域を千葉県内とさせていただいております。県外へ転居された場合は、千葉大学亥鼻地区事務部総務課 総務第一係 献体担当 へご連絡願います。登録の継続ができない場合は、登録取消のお手続き、あるいは転居先地域の献体登録団体の問い合わせ先をご案内いたします。また、県外の病院等でお亡くなりになった場合は、ご遺体のお迎えができないことがございます。
Q13.登録後、状況や心境の変化により登録を取り消すことができますか?
A.もちろん、ご本人の意思により登録の取り消しは自由に出来ます。千葉大学亥鼻地区事務部総務課 総務第一係 献体担当に取消願をご請求いただくか、氏名、献体登録番号、取消理由を記入し(書式は問いません)、献体登録証(小)を同封のうえ郵送にてお届けください。献体登録証紛失の場合は、紛失の旨ご記入いただければ結構です。なお、ご本人による書面での意思確認が必要なため、お電話のみでの受付はできません。
Q14.献体登録者が死亡したとき、どうすればよいですか?
A.まず、できるだけ早く千葉大学医学部献体活動協力事業者 サンセルモ玉泉院(043-226-2504 千葉大学献体受付専用番号)へ連絡してください。365日・24時間受付しております。ご連絡頂いた際に、お迎えの日時を相談いたします。
※詳しくは 親族の方へー献体の手続き をご覧ください。
Q15.遺体はいつまでに大学に引き渡せば良いですか?
A.早ければ早いほど内臓の保存が良い状態での解剖が可能になります。具体的には、死後48時間以内のご遺体が最も多くの目的の解剖に適しており、大部分の登録者がこの時間内に搬送されています。72時間(3日間)を超えると、解剖の目的がかなり制限されてきます。120時間(5日間)を超えた場合は、お引き受けをお断りさせていただく場合があります。なお、ドライアイスをお棺に入れる場合は、ドライアイスがご遺体に触れないようにお棺の四隅に置いて下さい。アイバンクに登録されている会員は、6時間以内の眼球剖出行為がありますからご注意ください。
Q16.死亡したときの状態によって献体できなくなることがあると聞きましたが、どんな場合ですか。
A.交通事故や墜落事故等、内臓破裂や血管損傷にいたる事故死の場合は、腐敗防止処置ができないので献体はできません。死後、臓器提供をされた方も同様です。また、死因に刑法上の疑いがある場合の司法解剖、特殊な病気や病気の原因・進行状況等を調べるため病理解剖を受ける方は、いずれも献体はできません。
Q17.葬儀やお別れ会などのセレモニーをしてから移送でも良いですか?
A.セレモニーの開催は構いませんが、大学としては少しでも内臓の保存が良い状態で解剖を学ばせたいので、できるだけ早いご遺体の移送をお願いしております。御通夜・告別式などは3日間以内を目途にお考えください。
Q18.献体をするときのご遺体に何を着せたらいいですか?また、棺は必要ですか?
A.特に決まりはございませんので、普段の寝間着等でお送りください。お棺はご準備いただいても、移送の際お引き取り出来ませんので必要ございません。
Q19.献体後、遺体との対面は可能ですか?
A.申し訳ありませんが、大学への移送後はご遠慮頂いております。
Q20.遺骨が返還されるまでの期間はどれくらいですか?
A.ご遺体をお預かりしてからおよそ2〜3年、お待ちいただいております。ただし、解剖の目的によっては、1年前後で解剖が終了することもあります。ご遺骨は、千葉大学の「解剖慰霊祭」におけるご遺骨返還式にてお返しいたします。解剖終了後、ご遺骨返還の目途がつきましたら大学より連絡いたしますので、慰霊祭前のご返還も可能です。
Q21.大学まで遺骨を引き取りに行くことが困難なのですが。
A.ご遺骨は、日本郵便のゆうパックでのみ郵送が可能です。ご依頼いただければ郵送いたしますので、千葉大学亥鼻地区事務部総務課総務第一係(043-222-7171内線5017)までご連絡ください。
Q22.献体後、遺骨を大学でずっと預かってもらえますか?
A.ご遺骨の保管場所がないため、必ず返還させていただいております。
Q23.遺骨を灰にして返してもらえませんか?
A.ご遺体は火葬後千葉市斎場の取り決めにより、ご遺骨の状態にてお返ししております。一度骨壺に納骨されたご遺骨を、あらためて粉骨作業を行って散骨などをする葬儀社もございますので、そういった葬儀社へご相談ください。
Q24.返還される遺骨に他人の遺骨が混じることはありませんか。
A.解剖実習は初めから終わりまで同じご遺体を同じ学生が担当し、他のご遺体と混ざることはありません。実習は指導教授のもとで終始真剣に整然と実施されており、学生の皆さんは感謝の念を込めて鄭重にご遺体に接しています。また、医師が解剖する場合においても、他のご遺体と混ざることは無いようなルールで実施しています。
解剖の終わったご遺体は一体毎にお棺に納められて火葬に付されますので、他のご遺骨が混ざることは絶対に起こりません。どうかご安心願います。
Q25.解剖後の供養はどうされていますか。
A.千葉大学医学部主催で、「解剖慰霊祭」が毎年6月頃に無宗教で実施されます。ご遺族の方々のほかに、千葉白菊会々員、医学部・附属病院等の関係職員、医学部・看護学部の学生等の参列のもと、一人ひとりが祭壇に白菊の花を捧げ霊を弔っております。また、千葉大学医学部の霊堂が千葉市の千葉寺にあり、毎年春秋の彼岸に医学部関係者や千葉白菊会役員等がお参りしています。
Q26.献体登録者が旅先や県外の病院で死亡した場合、献体できますか。
A.まずは千葉大学医学部献体活動協力事業者 サンセルモ玉泉院(043-226-2504)へご連絡ください。いつどこで天寿を全うされるか、誰にもわかりません。その意味からも、いつも献体登録証(小)をご携帯いただきたいと思います。