行政とアカデミア
医療行政学というPMDAとの連携大学院は本学において設置された。これは、単にアカデミアと規制当局との連携を強くするためを目的としてはない。千葉大学は、永きにわたり多くの高い能力のある医師、薬剤師を行政に排出をしてきた。これは大学としての人材育成の結果であり、本学の卒業生が広く社会で活躍をすることは非常に喜ばしいことである。連携大学院では社会に出て間もない人々が更なる飛躍を図るために、研究の場を提供することがその第一の目的である。科学的な視点を持つ研究者として社会の中でさらに発展してくことは本人のキャリアアップにおいても必要なことであり、これを支えるための新しいチームが行政における専門家とともに平成23年4月に千葉大学大学院に設置されたのである。PMDA、厚労省などさまざまな機関に所属するメンバーによって構成される本講座において、新たな研究を展開することを目指していきたい。