免疫発生学のホームページへようこそ。
免疫学は、感染症に対する生体の防御システムについて研究する学問として18世紀に始まり、その後200年以上の間に大きく発展してきました。
現在では、免疫システムは感染症に対する防御だけでなく、花粉症や気管支喘息、食物アレルギーなどのアレルギー性疾患、膠原病をはじめとする各種難治性疾患、さらにはがんや糖尿病などの生活習慣病の病態形成にも深く関わっていることがわかってきました。
私たちの研究室では、免疫システムがどのように、様々な病気の病態形成に関わっているかについて、
(1)難治性炎症疾患の病態解明
(2)免疫システムの多様性・複雑性の理解
(3)免疫システムと他の生体システムの連関
に注目して、研究を行なっています。同時に、日々の研究生活を通じて、世界に通用する若手研究者の育成を目指しています。
今は治療法がない難治性疾患に対して新たな治療法を開発するという“こころざし”を持って、教室員一同頑張っています。一緒に研究に取り組む大学院生の参加を心待ちにしています。いつでも気軽にご連絡ください。
2022年10月 平原 潔