1) 教育方針
薬物が生体に作用して引き起こす種々の反応およびその作用機構について学び、薬物療法の基盤を確かなものにする事を目的として薬理学を学ぶ。
既修の解剖学、生理学、生化学等の知識を基盤として、正常および病的状態にある生体が薬物に対してどの様な反応を示すかを理解し、 薬物の効果、臨
床応用、副作用についての知識を得る。
医療の目的で使われている薬物は非常に多く、しかもこれらの薬物の一つ一つが独自の作用を持っているので、 限られた教育期間中にすべての薬物の薬理
作用に精通する事は不可能に近い。
しかし薬理作用を基に薬物を整理統合し、代表的薬物について、その作用が如何なる機序によって起こるかという事を中心に講義が行われる。
薬理学実習は各種の動物を用いて簡便な実験により、代表的な薬物の重要な作用を観察し、記録する。
2) 受講上の注意事項
一年間で付与される講義、実習の分量は膨大なものとなる。
したがって薬理学の知識を系統的に理解するためには講義への出席は不可欠である。
また、実習レポートの提出および途中で行われる小試験の成績は最終的な学士試験の評価に加味される。
1) 注意事項
薬理学実習を受けるにあたって、限られた時間内で効率よく実習を進めるために、事前に充分予習しておくこと。
2) 実習内容
実習Ⅰ. 中枢神経系に作用する薬物
実習Ⅱ. 自律神経系に作用する薬物