研究内容
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研究内容

大学病院と健診施設との連携により、今までにない発想で健康に生きるための方法を模索していきます。本研究室を通して多彩な機関と連携し、社会に適応する研究成果を目指します。

 

<運動と健康の関連解析>

運動は健康維持にとって必須要素とされています。では、どのような運動がどんな病気の予防に関係するのでしょうか?当研究室では肥満に随伴する脂肪肝等の疾患を軸として、ロコモティブシンドロームとの関係を明らかにします。そして、健康維持に必要な運動とは何かを示していきます。

 

<癌リスク診断と予防法の開発>

 肝癌においてMICA (MHC class I polypeptide-related sequence A)分子の変異が、その発癌リスクとなることが示されています(加藤ら、Nature Genetics 2011)。そして、MICA分子を調整することで癌抑止法が開発できる可能性が見出されてきました。本研究室では、それらを基に様々な癌腫での発癌関連リスクを探索すると共に、癌抑止法への開発に繋げていきたいと考えています。

 

<感覚器の老化とWell beingの関連解析>

 現在、フレイル(加齢による変化)が健康に及ぼす影響に注目が集まっています。特にアイフレイルやヒアリングフレイルといった眼や耳の老化がどのように生じ健康に影響するかが重要視されています。本研究室では健診施設からの膨大なデータを基に、眼や耳の老化による変化の詳細を示し、「見る」、「聞く」感覚を維持していく方法の開発を行います。