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平原潔教授が日本免疫学会賞を受賞しました

 日本免疫学会が第29回(2026年)日本免疫学会賞を発表し、本学大学院医学研究院免疫発生学の平原潔教授が受賞しました。
 「日本免疫学会賞」は、免疫学の進歩に寄与する独創的で顕著な研究成果を発表し、なお将来の発展を期待し得る学問的に優れた研究者に対し、表彰するものです。
 同学会は表彰の理由について、「記憶型病原性Th2細胞の研究を通じて、その多様性と機能分子の解明に取り組み、数多くの世界的な成果を上げてきた」「これらの成果を基盤として、アレルギー性疾患を組織炎症記憶という観点から捉え直す独創的な概念を提唱している」「基礎研究と臨床を架橋する研究を推進しており、今後さらなる発展が大いに期待される」などを挙げています。

〇日本免疫学会賞
 受賞対象研究題名:T 細胞による組織炎症記憶制御機構の研究
 大学院医学研究院 免疫発生学 教授 平原 潔

【平原教授のコメント】
 このたびは、伝統ある日本免疫学会賞を賜り、大変光栄に存じます。本研究は、炎症後の組織に形成される異所性リンパ組織や組織常在性記憶CD4+ T細胞が「炎症の記憶」として残り、慢性炎症を引き起こす仕組みの解明を目指すものです。その出発点は、呼吸器内科医として臨床に携わる中で抱いた「なぜ慢性炎症疾患は治りにくいのか」という素朴な疑問でした。
 これまでご指導いただいた故・中山俊憲先生、米国国立衛生研究所のJohn O'Shea先生をはじめとする恩師の皆様、ご推薦いただいた千葉大学未来粘膜ワクチン研究開発シナジー拠点長の清野宏先生、多くの共同研究者の皆様に、心より感謝申し上げます。
 また、日々ともにサイエンスを楽しみ、一所懸命に研究に取り組む研究室のメンバー、そしていつも支えてくれる家族にも深く感謝いたします。本賞は、皆様とともに積み重ねてきた成果に対するものと受け止めております。
 今後も組織炎症記憶の理解をさらに深め、アレルギー疾患や難治性炎症疾患の新たな治療法の開発につなげられるよう、千葉大学から世界に向けて研究成果を発信してまいります。

▶令和8年度日本免疫学会賞(日本免疫学会ウェブサイト)