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研究室について
血液細胞は、体を循環しながら、免疫、組織への酸素供給、止血など体の恒常性維持に重要な役割を担っております。当研究室では、分子生物学、細胞生物学、バイオインフォマティクス、材料工学などの知識、技術を統合し、①血液細胞を用いた再生医療、②難治性血液疾患の病態解明に取り組んでおります。
マウスなどの動物モデルは非常に有用な研究素材であり、多くの生命現象、病態の解明に役立っておりますが、一部の疾患ではヒトとの疾患の特性が大きく異なります。当研究室の特徴としては、より臨床的な出口を見据えて、基本的には全てヒト細胞を用いた研究に特化しております。
現在以下のプロジェクトについての研究を推進しております。
- ヒト臍帯血由来造血幹細胞を利用した治療モデルの確立
- 難治性血液疾患の患者さん由来サンプルの網羅的なゲノム・エピゲノム解析による病態解明、バイオマーカー探索
- ヒトiPS細胞由来人工血小板を用いた創傷・骨折治癒モデルの確立
- ヒトiPS細胞を利用した老化疾患モデルの研究