概要
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ご挨拶

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森 千里 先生

 本研究室は、2001年に千葉大学大学院医学研究院が開院した際に設置しました。

 現代に生きる我々は、様々な環境汚染物質にさらされながら生活しており、それを避けて生活することは不可能です。これらの環境汚染物質のほとんどは、ほんの数十年前まで地球上に存在していなかった人工化学物質です。これら化学物質の発展により、現代の快適で健康な生活が可能になったことは誰もが認めるところです。しかし一方では、それらに複合的にさらされていることによる健康への影響を明らかにすることは困難です。特に、胎児期、乳幼児期に受けた曝露の影響がその後の健康状態にどう影響するか、調べなければなりません。

 環境生命医学とは、環境から受けるヒトの健康影響について幅広く研究する学問分野です。そして、その研究成果は将来世代のために生かされなければなりません。そのため、当教室では社会人大学院生を多く受け入れ、研究の成果が社会に生かされるように努めています。また、WHO(国連世界保健機関)などとも連携し、小児環境保健の研究成果を世界の将来世代のために生かすべく活動しています。

 将来世代の健康の為に研究したいという方は、ぜひ当教室に見学にいらしてください。

千葉大学大学院医学研究院環境生命医学教室
教授
森千里