千葉大学大学院医学研究院
画像診断・放射線腫瘍学
千葉大学病院
放射線科
2024/11/21
2024年11月21日から23日にかけてパシフィコ横浜ノースで開催された日本放射線に参加しました。当科からは、学会理事長の宇野教授をはじめ、多数のスタッフが発表者として参加されました。
当医局の大先輩でいらっしゃる新松戸中央総合病院 伊丹 純先生がゴールドメダル(旧特別功労賞)を受賞されました。日本の放射線腫瘍学会の発展に顕著な貢献をされた方に贈られる賞とのことで、自分たちも伊丹先生のような立派な放射線治療医になるべく身の引き締まる思いです。
当科の鍋島先生が優秀教育展示賞を受賞されました。おめでとうございます。
今回の学会は、プリクラやスタンプラリー、炎上許容企画等、例年よりも多くの企画があり、楽しい学会であったとともに、諸先輩方の活躍を見て、すごく刺激になりました。
このような楽しい学会を開催していただいた山梨大学の皆様にこの場をお借りし御礼申し上げます。
次回の日本放射線腫瘍学会第38回学術大会は、2025年11月に東京国際フォーラムで開催予定です。
2024/11/15
先日、新潟県立がんセンター新潟病院の先生や看護師、物理士、診療放射線技師の皆様が、当施設の小線源治療を見学にお越しくださいました。
治療プロセスや装置について意見交換を行い、双方にとって学びの多い貴重な時間となりました。
このような交流が、放射線治療の更なる発展に繋がることを願っています。
2024/09/29
第52回日本磁気共鳴医学会が、2024年9月20日~22日に千葉市幕張メッセで開催されました。量子科学技術研究開発機構の小幡先生が大会長をお務めになり、磁気共鳴医学会としては初めての千葉県内開催とのことです。
当科からは橘川先生、恒田先生が講演、藤本先生、堀越先生、横田が座長を務めました。また、学生の佐藤宗暁くんと横田が行った研究『Diffusion-relaxation matrix (DRM)を用いた 脳梗塞の発症後時間推定』が、大会長賞(最優秀賞)に選ばれました。
また、9月20日には、Gyro CupというPhilipsのMRIユーザーである放射線技師が集い、各人が創意工夫し作成した撮像法を競うcompetitionが行われました。そこでは、当施設の中西一成さんがGold Awardを受賞しました。
千葉へのMRI導入の歴史は古く、当科第2代教授有水昇先生が第1回日本磁気共鳴医学会を開催されています。その歴史に恥じぬよう、今後も創意工夫を持って医療に貢献していきたいと思います。
2024/08/14
あべのハルカスで行われた、第3回日本MR画像誘導適応放射線治療研究会に参加してきました。
とても天気がよく大阪を一望できる会場でした。
当院からは医師、物理士を含め複数のスタッフが発表を行い、肝腫瘍や胃のMALTリンパ腫に対する放射線治療など様々な発表を行いました。
今回からMR画像誘導放射線治療だけでなく、CT画像誘導放射線治療実施施設も参加し、朝から夕方まで、大盛況のもと研究会は終了となりました。
2024/07/28
2024年6月27-29日、神戸で開催されました第44回神経放射線ワークショップに参加してきました。当科からは、向井先生,羽柴先生,難波先生,大木先生,小茅生先生,宮﨑(筆者)が現地参加をしました。
この学会には全国の神経放射線のスペシャリストたちが集結し、多くの症例(今回は全52症例)についてクイズ形式で検討を行います。症例は難しいものが多いですが、他院の先生方の読影のノウハウを直接伺うことができる、貴重な機会となりました。学会というと堅いイメージがあるかもしれませんが、夜にはお酒を交わしながら症例検討を行うなど、楽しくかつとても勉強になる会でした。
私が入局した当初は、コロナの影響で勉強会はweb開催のみがほとんどでしたが、最近になり現地開催が増えてきました。他院の先生方と直接交流を図ることができる、現地参加の良さを実感した3日間でした。来年は熊本で開催されるとのことで、少し遠出になりますが、また現地に行けたらいいなぁと思います。
2024/07/26
参加報告
2024年6月14・15日、川越にて第37回腹部放射線学会が開催されました。
当科からは堀越先生、阿久津先生、吉田先生がポスター発表を行いました。
学会では消化管、肝胆膵、子宮卵巣、泌尿器に関する症例に対して、画像と病理を対比しながら検討していきました。その場でコメンテーターの病理の先生方からの意見を拝聴することもできます。当日、川越は30℃を超える夏日でしたが、外の気温に負けないぐらい熱い議論が交わされており、非常に勉強になると同時に、一流の先生方の考えを生で聞くことができ、刺激になりました。
初日の夜は那須先生、堀越先生、阿久津先生、吉田先生、宮崎先生に加え、那須先生のご友人の先生にもご参加いただき、美味しい料理やお酒をいただきながら様々なお話を聞くことが出来ました。
腹部放に参加させていただくのは初めてでしたが、大変勉強になりました。
2024/05/24
5月24, 25日にGメッセ群馬で開催された小線源治療部会第26回学術大会に参加してきましたので報告します。
小線源治療というとなかなか馴染みのない方もいらっしゃると思いますが、小線源治療とは、その名の通り小さな放射線源を治療する部位に挿入して行う治療法で子宮頸癌に対する腔内照射や前立腺癌などで行われています。
当院からは宇野教授と渡辺准教授が座長やシンポジストとして発表を行いました。小線源治療は鎮痛や鎮静なども含めて施設ごとに異なるため各施設でのそれぞれの取り組みはとても参考になりました。
会場内は撮影禁止であったため撮影できませんでしたが、群馬のお土産なども販売しており、また開会式では達磨の眼入れを行っており群馬の雰囲気も楽しみました。
このような素晴らしい学会を開催していただいた群馬大学の皆様にこの場をお借りして御礼申し上げます。
次回は和歌山県白浜で2025年5月16-17日で開催予定です。
2024/05/10
2024年5月4日から9日にシンガポールで開催されたISMRM (International Society for Magnetic Resonance in Medicine)に参加しましたので報告をさせて頂きます。MRIに関する国際学会で、毎年work in progressな撮像法を中心に、大学院生、放射線技師と共に演題発表を行っております。今年は、以下のような演題を発表しました。
1. Myelin imaging with myelin-sensitive inversion recovery (MySIR) in multiple sclerosis
Namba S, Yokota H, Sada T, Kurosawa R, Nitta K, Matsumoto K, Yoneyama M, Gilbert G, Uno T.
2. Discrimination between white and gray matter in the cervical spinal cord using the Myelin-Sensitive Inversion Recovery (MySIR)
Nitta K, Yokota H, Kurosawa R, Sada T, Sato H, Matsumoto K, Namiki T, Yoneyama M, Gilbert G, Masuda Y, Uno T.
3. Myelin-sensitive inversion recovery (MySIR) for quantification of myelin in the peripheral nerve
Sada T, Yokota H, Kurosawa R, Nitta K, Sato H, Matusumoto K, Namiki T, Yoneyama M, Gilbert G, Masuda Y, Uno T.
4. FRACTURE-Angiography: simultaneous acquisition of bone imaging and angiography
Kurosawa R, Yokota H, Sada T, Hanada K, Ito R, Nitta K, Yamagishi Y, Sato H, MatsumotoK, Maki S, Namiki T, Yoneyama M, Masuda Y, Iimori T, Uno T.
ISMRMは基本的にdigitalでの発表になりますが、myelin-sensitive inversion recovery (MySIR) for quantification of myelin in the peripheral nerveの演題は、featured posterに選ばれました。
昨年のトロントは円安、COVID明けの需給逼迫で非常に高額でしたが、シンガポールは距離が近いということもあり、大分マシでした。
シンガポールは、公共交通機関を含めてあらゆる場所でクレジットカードのタッチ決済が利用可能で、便利に過ごすことができました。
お土産で買ったチリクラブのもとを蟹脚に振りかけて煮込んだら大変美味でした。
2024/03/02
3月2日(土)「適応放射線治療のフォアフロント(A State of the ART)」をテーマに東京コンベンションホールにて日本放射線腫瘍学会第37回高精度放射線外部照射部会学術大会(大会長:宇野 隆 教授)を主宰しました。
550名を超える多数の参加者をお迎えし、3つのシンポジウム、2つのワークショップ、4つの要望演題ほか105題の演題が発表され活発な討論が行われました。