教育・研修案内

ページタイトル画像

女性医師の声

女性医師の活躍をサポートします

女性の医師が増え男女共同参画やライフワークバランスなど女性医師の就業継続をサポートすることの重要性が注目されています。当科には多くの女性医師が所属しており、出産後も仕事に復帰できるよう個々の状況に応じた支援をおこなっています。

女性医師の声
H23年卒

耳鼻咽喉科医を目指した理由は?

一番の理由は「手術がダイナミックで面白かったから」ですが、入局の後押しをしたのは「結婚や出産をしても働き続けられるかどうか」というところでした。診療領域が広く、働き方の選択肢が多いので、ライフステージが替わっても自分が興味のある仕事を選択しながら続けていくことができると思ったからです。

妊娠中や出産後はどう働き方が変わりましたか?

妊娠中は当直を免除していただき、体に負担のかからないよう細やかに配慮していただいたため特に体調を崩すことなく産休まで過ごすことができました。一方で、手術はできる範囲でやってみてはと言っていただき、体調をみながらオペレーターをしたり、座りながらできることをやらせていただけました。おかげで手術のブランクは産休・育休中だけで済みました。
出産後は子供が小さいうちは当直の免除と、保育園のお迎えの時間に間に合う時間で勤務をさせていただいています。子供がいない時期は、だらだらと残業したり自分一人で解決しようとすることもありましたが、現在は時間的制約がある分、時間配分にメリハリをつけ、フォローをしてくださる先生方と情報共有を心がけるようにしています。

育児をしながら医師として勤務することは大変なことも多いと思いますが、両立はできると思いますか?また今後子供の成長につれて、どのように働きたいですか?

職場・家庭の協力が不可欠だと思いますが、どんなに協力があろうと仕事と育児のどちらも100%完璧にこなすことは難しいと思います。その中でどう折り合いをつけていくかということかな、と思います。現在、子供は未就学児ですが今後大きくなってもそれぞれの時期での大変さがあるでしょうし、その時になってみないと将来のことは予想がつきません。しかし、大変な時期でも細々で良いので臨床の仕事を続けていくことが大事かと考え、現在はパートタイムで臨床復帰をしました。一方でパートタイムですと時間的制約や責任が軽くなる分、やりがいも少なくなることもあると思うので、今後できる限りフルタイムの復帰をして行きたいと思っています。

今後入局を考えている女性医師へ

耳鼻咽喉・頭頸部外科は外科と内科の両方の側面を持ち合わせている科です。手術は頭頸部の長時間手術などのダイナミックなものから、内視鏡下での鼻科手術や顕微鏡を用いた喉頭手術などの細やかなものまで幅があります。外来診療でも小手術や処置など手技が多く手を動かすことが好きな方には向いていると思います。一方アレルギー性鼻炎や難聴・めまいなど、診断に至るまでの各種検査の解釈を考えたり薬物療法を行ったりと内科的側面もあり、外科・内科両面で女性医師には働きやすい科です。
また、今後結婚や出産を考えている方にとっては仕事との両立は気になるところだと思います。私は母親となってまだ4年ですが、その4年間の中でも毎年働き方を変えながら現在まで働くことができています。当科ではフルタイムや時短、パートタイムで働き続け活躍されている女性医師の先輩方が多く、その立場も様々です。それぞれの立場に応じて柔軟に対応した働き方が選択できるのは当科の魅力だと思います。男性医師には子育て世代の先生方も多いので、子育ての悩みや仕事との両立など男性目線からのアドバイスももらっています。
今後入局を考えている女性医師の皆さんにとって、目指す将来像を見つけることができる科と思いますので、是非少しでも興味のある方はご連絡ください。