千葉大学大学院医学研究院
耳鼻咽喉科・頭頸部腫瘍学
千葉大学病院
耳鼻咽喉・頭頸部外科
2019年7月よりカナダ、トロントにありますPrincess Margaret Cancer Centre内の平野直人先生の元でpostdoctoral fellowとして働かせていただいております。当研究室では、CARやTCRを使った腫瘍免疫を中心に非常にやりがいのある研究をしております。初めての海外生活であり、研究室での生活はもちろん日常生活でも緊張の絶えない毎日ではありますが、全てが新しく学ぶべきことの多い充実した日々を送っております。このような貴重な機会をいただきましたことに感謝するとともに、一つでも多くのものを身につけられるように日々精進していきたいです。
私は現在、米国カリフォルニア州サンディエゴにある、カリフォルニア大学サンディエゴ校 (UC San Diego)、Moores Cancer Centerに留学しております。UC San Diego にはJohns Hopkins大学とNIHから集結したメンバーを中心にHead and Neck Cancer Center が設立され、頭頸部癌の研究が盛んに行われております。私はセンター長であるCalifano教授の研究室に所属して、頭頸部癌の発癌メカニズム解析および臨床応用に向けたトランスレーショナルリサーチを行なっております。海外の研究施設では、様々な分野のスペシャリストとコラボレーションをして大きなプロジェクトを遂行していくことも多く、より幅広い知識が必要になることを実感しております。
千葉大学の耳鼻科では大学院でしっかりと基礎研究に取り組むことができるので、そこで培ったリサーチマインド・実験手技などがとても役立っております。臨床を続けて行くと必ず出会う疑問を基礎研究レベルで解明していくことは研究の醍醐味であり、海外で培った多様性に富んだ経験と知識は、その後の臨床能力の向上にも大きくつながるのではないかと考えております。これから耳鼻科入局を検討している先生方が、「耳鼻科に入ってみたい!」と思えるような良いロールモデルを目指して、引き続き海外で研鑽を積みたいと思います。
私は現在、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴのカリフォルニア大学サンディエゴ校(UCSD)に留学しております。Moores Cancer Centerの薬理学教授であるGutkind教授の元で、頭頸部癌の基礎研究を行う毎日です。世界中から研究者の集まるラボであり、非常にレベルが高く、基礎を臨床につなげるトランスレーショナルリサーチも盛んに行われております。またサンディエゴは治安も気候も良く、家族での海外暮らしには最適な場所です。 千葉大学耳鼻咽喉・頭頸部外科の医局は、臨床研究も基礎研究も熱心に取り組んでおり、臨床も研究もできる耳鼻科医を育ててくれます。また、大学院で熱心に研究に取り組めば、このような留学の機会も提供してくれます。留学の経験や研究のノウハウを蓄積し、日本に帰ってからの研究の発展につなげられるように頑張ります。