研修案内

ページタイトル画像

スタッフからのメッセージ

学生時代にお世話になった千葉大学に2023年1月に戻って来ました。千葉大学産婦人科は、症例数が多い・重症例が集積する・関連他科の協力体制が整っている、といった理由で、臨床の経験を積み、知識・技術を早く習得するのに非常に良い環境です。またこの環境を活かした臨床研究や、国際的に大きなインパクトを与える基礎研究も行ってきています。

私自身は、これまで生殖内分泌学・女性医学を中心に、臨床では腹腔鏡・ロボットなどの低侵襲性手術やホルモン治療、研究では子宮内膜症の病因病態に関する研究をはじめ、癌化や妊娠合併症に関する研究を通して、婦人科腫瘍学や周産期医学に関する仕事も行ってきました。今後は、自分の専門分野については世界をリードできる成果を上げることを目指しつつ、これまで当科で力を入れてきた分野でもさらなる発展・あらたな展開が生まれるよう、環境を整えたいと思っています。

大学院教授 甲賀かをり

産婦人科では、妊娠・分娩・生殖内分泌・不妊症・腫瘍・女性医学と幅広い疾患を取り扱います。大学病院では、専門性の高い診療を、それぞれの専門家が行っていますが、専門ではない分野とも密接なつながりがあり、医局員一同切磋琢磨し、レベルアップに努めています。入局を考えている学生・研修医の皆さん、千葉大学産婦人科には、様々なロールモデルになり得る医師が在籍しています。”Seeing is believing”、一度見学にお越し下さい。 

私自身は、婦人科腫瘍、絨毛性疾患(胞状奇胎・侵入奇胎・絨毛癌)を主に担当しています。胞状奇胎・侵入奇胎はきちんと治療をすれば、根治が見込める疾患です。寛解後には、妊娠希望のある患者さんの多くは妊娠・分娩しています。妊娠は、女性の身体の中で、自己ではない生命を育む現象です。学生時代に免疫学を勉強した時、不思議だなと思いました。自己ではない絨毛(腫瘍)組織が、身体の中に存在し続ける「仕組み」に注目しています。「仕組み」を明らかにすることで、現在、侵入奇胎や絨毛癌で行われている化学療法(抗がん薬)よりも負担の少ない治療法の開発につなげたいと考えています。

大学院准教授 碓井 宏和

婦人科腫瘍は診断から治療までの一連の流れを自分たちで行うことができます。診断では婦人科病理や細胞診の知識が必要になります。学生のときには、あまり触れる機会がなかった領域です。是非、がん細胞の「顔つき」の違いをいっしょに見てみましょう。

婦人科手術学も一般外科とは異なります。特に、進行卵巣癌の場合、一般外科とは異なり、複数箇所の手術を一度におこないます。子宮全摘術の他に、直腸低位前方切除、横隔膜切除、脾臓摘出、回盲部切除などを同時におこないます。さらに、左半結腸切除や右半結腸切除が加わると、結腸の再建は複雑になります。腹腔内播種に対して外科的切除が認められている婦人科ならではの術式となります。一般外科では腹腔内播種は外科的適応なく、このような術式は生まれません。このような手術は時間も根気もかかりますが、やりがいのある仕事として我々は頑張っています。いっしょにがんばりましょう。

婦人科化学療法は、固形癌のなかでも比較的奏効率が高く、手術療法との組み合わせによって、患者さんの予後を延長させます。化学療法と手術療法をうまく組み合わせながら治療にあたるダイナミックな治療は婦人科ならではです。使用する抗癌剤も多岐にわたり、勉強しがいのある領域です。私たちの進行卵巣がんの治療成績は全国的にも世界的にもトップレベルを維持し、論文に発表しています。是非一度、婦人科腫瘍学を垣間見てください。

大学院講師 楯 真一

2020年4月より務めていた医局長も3月で終わり、肩の荷が下りました。

今年は医局長業務にかまけてたまった仕事をどんどん仕上げていきたいと思います!

 

本年1月1日に甲賀かをり教授が着任され、当科は新しい診療体制となりました。また、4月1日から6名の産婦人科専攻医を迎え、患者様に千葉大学病院の名に恥じないような高度医療の提供を目指し、医局員一同新たな気持ちで診療、研究、教育に当たっています。

 

さて、医局長時代の3年間を振り返ってみると本当にいろいろな経験をさせていただいたという感謝の気持ちでいっぱいです。2020年に医局長業務を前任者から引き継いだ時には、仕事が多すぎて正直吐きそうでした(笑)。医局長というと聞こえはよいのですが、つまるところ医局内の雑用係の元締め的な存在です。ルーチンとして朝のカンファレンスの司会(週3回)、抄読会・予演会の司会(週1回)、夕方の診療科カンファレンスの司会(週1回)がありました。司会をするのは嫌ではないのですが、やはり毎日となるとそれなりに疲れます。

また、私が医局長を務めた3年間はコロナ禍でWEBオンライン会議が大幅に増えました。オンラインのメリットはみなさんご存じだと思いますが、デメリットもあります。最大のデメリットは顔が見えないということです。その分、声の比重がアップします。

 

次に大変だったのは、新人のリクルート方法の模索と実践でした。オンライン会議が普及するにつれ、医局説明会もオンライン開催で調整しました。オンライン会議ツールZoomも今では誰もが当たり前のように使っていますが、私自身、コロナ禍になる前はZoomの存在すら知らなかったため、立ち上げの時は本当に困りました。その時役に立ったのが、コマーシャルベースのZoomの説明会と、新潟大学准教授の磯部先生が立ち上げたZoom事例検討会というオンライン勉強会でした。のちにこの勉強会の内容は書籍として出版されています。コロナ禍でかつ教授の退官が迫る端境期であったため、どのようにしたら専攻医が当教室に集まってくれるのか、かなり心配でした。初めてのオンライン開催であった2020年の医局説明会は多くの先生方のご協力により盛会に終わることができたと記憶しています。参加者の事後アンケートで連携施設の紹介も聞きたいという声が複数寄せられたため、オンライン開催のメリットを生かし、初めての試みとして連携施設で研修中の専攻医にその施設の紹介と自己紹介を兼ねたプレゼンをしてもらいました。これは実際の専攻医の生の声を聴いてもらう、連携施設の紹介、さらには連携施設で研修中の専攻医の生存確認、という一石三鳥?の試みでした。大学病院に長く勤務していると専攻医研修1年目の成長しか見ることができず連携施設でのがんばりを見る機会がなかったこと、また専攻医同士が連携施設の情報を共有することで横のつながりが強化されると思ったからです。結果として、この3年間はコンスタントに毎年専攻医が仲間に加わってくれました。次はこの専攻医の先生方が新しい診療体制の中で充実した専攻医研修を送ることができるように考えていきます。

 

臨床面では、生殖内分泌の大家であった前教授生水真紀夫先生が昨年退官されましたが、同じ生殖内分泌学がご専門の甲賀教授が着任されたことで、益々生殖内分泌・不妊・婦人科低侵襲手術の発展が期待されます。私も甲賀教授から教えていただくことが多く、この歳になって新たな気持ちで学びの機会を得ました。特に腹腔鏡手術、ロボット支援下手術において甲賀教授の手術スキルを盗みたいと画策しています。また、新たにお腹に全く傷が残らない腹腔鏡手術であるvNOTEsを取り入れ、さらなる低侵襲手術を目指します。

 

研究面では、これまでルーチンワークとして取り組んできた子宮筋腫の病態解明に向けた研究から発展した、びまん性平滑筋腫症(Diffuse uterine leiomyomatosis)の病態解明に向けた研究、DULの患者数と不妊、手術に関する全国実態調査、筋腫と低酸素との関係を見た網羅的遺伝子発現解析、を進めていきます。これまで当教室の大学院生が少なく、研究面では遅れをとっていた感は否めませんが、甲賀教授の指導の下、産婦人科領域の研究に臨床の教室として取り組んでまいります。

 

教育面では、この5月に外科医が行う医学教育・医師教育に特化したセミナー、Surgeons as educators in Japanに参加し、手術室での教育、外科医としての教育、指導医として自分自身のメンタルを保つ方法など、を学びなおし、教育現場に還元したいと考えています。このセミナーは日本外科教育研究会が主催する少人数で行う対面型のセミナーであり、私はコロナ禍の前に開催された第一回SASに参加し、感銘を受けました。

 

人は力なり、私たち千葉大学産科婦人科学教室は、甲賀教授のもとさらにパワーアップし、千葉県の産婦人科医療を支えていく所存です。教室全体が若返り、自分も若返りました。この明るく楽しい雰囲気の中で、私たちの仲間に加わり一緒に働いてくれる若手諸君を絶賛募集中です。

 

絶対に後悔はさせません!

ぜひ当教室に見学にいらしてください。

 

大学院講師 石川 博士

誰もが働きやすい職場環境を目指し、教室員一同支え合いながら診療を行っています。

産婦人科は女性の各ライフステージに関わることのできる幅広くそして奥深い診療科です。「全ての女性のために」力を尽くしてみませんか?

附属病院助教 中田恵美里

卵巣がんは腹腔内に播種しやすく、進行して発見されることが多い悪性腫瘍です。この卵巣がんの治療成績は、腹腔内に広がったがん病巣をどれだけ確実に切除できたか、残存腫瘍の無い状態にまで切除できたかにかかっており、外科医としての腕を発揮できる分野です。当科では、卵巣がん専門の手術チーム「Team Ovary」を立ち上げました。大腸・横隔膜・脾臓などへの播種に対し、拡大手術を実施しています。この専門チームを立ち上げたことにより、生存期間の中央値が2倍に伸びました。また、卵巣がんの患者数が増加し、卵巣がん治療の“High volume center”になりました。卵巣癌の治療を積極的に受けたい患者様、これから医師を目指す医学生の方、手術・抗がん剤治療・病理学に興味のある研修医の先生方、千葉大学附属病院婦人科でお待ちしております。

附属病院助教 錦見 恭子

ハイリスク妊娠管理、胎児診断を専門にしています。

分娩数の減少は進んでいますが、晩婚化や生殖医療の進歩に伴い1件1件の分娩の重みは増しています。千葉大学は他科との連携もスムースで、合併症のある方にも安心して分娩に臨んでもらえる環境が整っています。ともに歩んだ外来患者さんが素敵な母になる瞬間にはいつになっても感動をもらいます。流・死産のつらい経験、分娩に対する不安を乗り越えた方はなおさらです。

研修・実習で分娩に感動した先生・学生さん、その感動はいつまでも変わりません。様々な問題を抱えた人にも「子どもとの出会い」をサポートできる力が産婦人科にはあります。ぜひ一緒に働いてみませんか。

附属病院助教 岡山 潤

婦人科腫瘍を専門に診療を行っています。

2022年度になり、私が千葉大学医学部に入学してから20年が経ちました。ずいぶん昔のことになってしまいましたが、医学部生時代は、部活動で、幼少期から続けていたサッカーに日々励んでいました。練習を重ねて上達した成果を試合で発揮できたときの喜びは今でも忘れられません。

現在は、婦人科腫瘍専門医として、手術療法に力を入れて取り組んでいます。卵巣がんチームの一員として卵巣がんに対する腫瘍減量術を担当し、また、子宮腫瘍に対する腹腔鏡手術・ロボット支援下手術を行っています。医学部生時代のサッカーではありませんが、困難症例に対して、努力を積み重ね、工夫をこらし、目的の手術を患者さんに提供できた時の喜びは言葉になりません。

当科では、各専門分野にプロフェッショナルがそろっています。それぞれがその分野の世界一を目標に日々の診療を行っています。そして、その専門性を一緒に働いてくれる後輩に一生懸命指導しています。2021年度に退官された先代の生水真紀夫教授は、最終講義の中で、指導者としての覚悟についてお話しされました。自分が指導する後輩がいつか自分を超えることを覚悟して指導を行う、指導しながら自分自身も常に向上心を持って努力する、ということです。今後も、スタッフ一同、若い先生方に覚悟をもって指導したいと思っています。

是非、一緒にがんばりましょう。

 

附属病院助教 松岡 歩

産婦人科の医療は多岐な分野にわたっており、どの分野もとても興味深いです。以前の病院での経験をもとに、周産期新生児学会の母体胎児領域、女性ヘルスケアのふたつの専門医を取得しました。
千葉大学では、生殖内分泌チームの一員として良性疾患の治療・手術や不妊治療に携り、子宮体がん・子宮頸がんなどの悪性腫瘍の診療も行っています。大学病院では専門領域に特化した医師が多いですが、このような「ジェネラリスト」を目指す働き方・学び方もあるということを示していきたいと思います。

また、大学病院には、臨床や研究のほかに「教育」という大切な役割があります。医学生の産婦人科の実習の担当をしながら日々臨床に取り組んでいます。

産婦人科には女性医師が多く、たくさんの女性医師が妊娠・出産後も育児しながら働いています。働き方改革はまだ始まったばかりですが、医師にとっても患者さんにとっても安心できる医療が将来にわたって続くよう、働きやすい職場づくりを目指していきたいと思います。

附属病院助教 中村 名津子

2010年に千葉大学産婦人科に入局し,君津中央病院,千葉市立青葉病院などで診療を通じて様々な経験をして,2016年5月より千葉大学病院に勤務しています.専門は婦人科腫瘍で,主に子宮がん・外陰がん・腟がんの患者さんを中心に診療しています.また、2020年より三橋准教授(現・獨協医科大学教授)から若年生子宮体癌の妊孕性温存療法の診療を引き継いでいます。

<患者さんへ>

婦人科がんは若い患者さんが多いです。がんを発症してしまうと、手術も抗がん薬も放射線も、治療を受けると少なくない代償(副作用・合併症)が発生します。がんを治癒させ,患者さんとご家族に安心していただくことはもちろんのこと,がん治療中・治療後の日常生活ができるだけ元の状態に戻り、社会においてまた活躍できるよう診療することを心がけております。千葉大でがん治療が受けられて良かったと思っていただければとても嬉しいです。

<医学生・初期臨床研修医の方々へ>

産婦人科にはどのような印象をお持ちでしょうか? やはりメインは「お産」だと思います.しかし実際にはお産以外にも,手術,抗がん薬,不妊治療,月経不順,月経困難症,更年期・・・など,診療の幅が非常に広く,とてもやりがいのある診療科です。

私は2017−2019年に産婦人科サマースクールのインストラクターなどを通じて全国の産婦人科医のリクルート活動なども行ってまいりました.産婦人科って・・・,「忙しくないのかな?」「男性医師にはハードルが高くない?」「女性医師にはハード?出産できるのかな?」「専門性が高すぎない?」「訴訟が怖いよね」などなど様々なネガティブな意見があるのは知っています.が,一度見学に来てくれればそんなネガティブな意見が正しくないことを教えられると思います.

2023年、新教授を迎え、ますます医局の雰囲気は良くなりました。千葉大産婦人科の長所は様々ありますが,一番の長所はみんな仲が良く,お互い助け合いながら仕事していることと思います.少しでも興味があれば見学に来てください.医局員みんなで歓迎します.

附属病院助教 羽生 裕二

産婦人科の診療は、女性の一生に様々な面から関わっていくことができます。特に生殖内分泌学は、思春期から閉経後まで幅広い方を対象としており、治療も手術だけでなく薬物療法などが多岐にわたる分野です。患者さんの病状や事情はそれぞれ異なるので、治療のメリット・デメリットをお話しながら、その方にとって最善の治療を選択できるよう心がけています。
また、若年がん患者さんの妊孕性温存に関する相談・治療も行っています。がんの主診療科担当医と連携をとりながら、産婦人科医、看護師、培養士がチーム一丸となってカウンセリングと治療にあたっています。他院からの相談も受け付けておりますので、いつでもご連絡ください。

附属病院助教 佐藤 明日香

大変な毎日ですが、協力しながらやっています。周産期・婦人科に興味ある方はぜひ声をかけてください。一緒に頑張っていきましょう。

附属病院助教 長澤 亜希子

産婦人科の領域には未知のことがたくさんあります。

患者さんの治療に当たると同時に、臨床で得られた知見を研究に生かすことが大切と考えています。

多くの先生方と一緒に働けることを楽しみにしています。

附属病院助教 金子 明夏

生殖内分泌グループに所属しています。月経異常、不妊症、子宮筋腫や子宮内膜症などは、患者さんの長期的なQOLに関わるとても大切な分野です。良性疾患だからこそ、治療方針は患者さんのご希望やライフステージに大きく左右されます。しっかりコミュニケーションをとり、患者さんにとってより良い選択をするための一助となれればと思います。

附属病院医員 齊藤 佳子

産婦人科専門医取得後、現在は周産期分野をサブスペシャリティとして勉強中です。幸せな分野と思われがちですが、ハイリスク妊娠を専門とし、厳しいお話をさせていただくことも多くあります。しかしその中でも、妊婦と胎児、そしてご家族に寄り添い、納得のいく医療を提供できたときにやりがいを感じます。患者さんが出産というゴールではなく、新たな人生のスタートに気持ち新たに立てるように、これからも日々精進していきます。ぜひ一緒に、生命の力強さを感じましょう!

附属病院助教 廣澤 聡子

産婦人科は診断から治療まで通して患者さんと関わることができる科で、専門性が高くとてもやりがいがあります。高度な医療とマンパワーは大学病院ならではと思います。コメディカルや他診療科とも連携しながら患者さんにとってよりよい医療が提供できるよう努力します。

附属病院医員 奥谷 理恵

千葉大学婦人科・周産期母性科に所属している医師は、穏やかで真面目な医師が多いです。しっかり教育を受けながら、多くの経験を積めます。是非、一緒に働きましょう!

附属病院医員 大塚 聡代

上の先生方の人柄の良さが推しポイントです!
ぜひ一度見学に来てみてください!!

附属病院医員 篠原 佳子

産婦人科は、新しい生命の誕生に関われる唯一の診療科です。だからこそ大変なことも多々ありますが、他科では経験できない感動を得ることができます。

それ以外にも、不妊、腫瘍、女性ヘルスケアなど幅広く診療できる科です。

千葉県産婦人科を盛り上げてくれる仲間をお待ちしています。

 

附属病院医員 廣岡千草

 私は出身地も大学も千葉ではありませんが、初期研修から千葉で医師をしています。そんな私が千葉大の医局を選択した理由は、先輩方が優しく、教育熱心な方が多かったからです。現在も忙しさはありますが、臨床・研究ともに熱く指導していただき、充実した日々を送っています。

 

産婦人科は周産期・腫瘍・生殖内分泌・女性医学とサブスペシャリティが多く、手術も多彩で、どれもおもしろいものばかりです。腫瘍の手術をしたい!不妊症もみたい!お産も取りたい!内分泌疾患もみたい!そんな理由で産婦人科を選んだ自分は間違っていなかったと思います。

 

ぜひ一緒に千葉で産婦人科医として働いてみませんか?

附属病院医員 後藤優希

産婦人科はその中でもさまざまな分野がありますが、患者さんの治療を一貫して行うことができるのは魅力の一つだと思います。大学病院には各分野で専門の先生方がおり、日々多くのことを学べる環境にあります。産婦人科に興味のある方はぜひお話を聞きにいらしてください!

附属病院専攻医 内海真菜

これから産婦人科専攻医になることを考えている先生方、是非一緒に千葉県の周産期医療を盛り上げていきましょう。

附属病院専攻医 大塚美保

広い視野で、自分のやりたいことを探してください。

附属病院専攻医 福元創

先生方が皆さんフレンドリーで優しく指導してくださいます。

ぜひ一緒に働きましょう。

附属病院専攻医 弓削彩乃

産婦人科は内科系から外科系まで幅広い分野で女性に携われることが魅力です。

科の性質上、入局前は男性というので悩みもありました。今では、女性の手助けとなれることにやりがいを感じています。何より、「男性だから」と諦めるにはもったいないほど未知で興味深い分野が広がっています。

大学病院では様々な症例と戦いながらも優しい先生方に支えられ、着実に力がついていると実感できる毎日を送っています。

是非、皆さんと肩を並べられる日を心待ちにしています。

附属病院専攻医 松田優人

産婦人科を志したのは学生の頃、分娩や帝王切開を見て感動を覚えたことがきっかけです。地元である千葉県の医療に貢献したいという思いと、千葉大医局の温かい雰囲気が好きで千葉大学への入局を決めました。学びたい・挑戦したいという思いに向き合い、優しく熱心に指導してくださる先生方の下、日々楽しく、学びの深い充実した研修生活を送っています。千葉大学の魅力は、症例の豊富さ、丁寧な指導体制、医局の雰囲気の良さなど、他にも書ききれないほどの魅力がたくさんあります。進路に迷っている方は是非一度見学にいらしてください。後期研修を考えている方、初期研修を考えている方、ともに大歓迎です。

附属病院専攻医 矢﨑智恵

(患者のみなさまへ)
小児期・思春期女性や更年期女性の診療を担当しています。性器奇形や思春期早発症、初経の遅れ・無月経、原因不明の出血、不定愁訴や月経前症候群など診断や治療に難渋している方の相談や診療を受け付けています。診断がつかず困っている、稀な病気で受け入れ先が見当たらないなどがあればご相談下さい。

(研究者のみなさまへ)
2022年4月から、千葉大学真菌医学研究センターに籍をおいて「進化生殖学」の研究を続けています。これまで長年に渡って、内分泌学・生殖医学の立場から、ホルモンの仕組みについて考えてきました。内分泌学・生殖医学の立場という意味は、最終的に「ヒト」を理解することを目指す、治療に生かし患者さんに貢献することを目指す科学という意味です。この「ヒト」を理解するアプローチとしては、ヒト以外の種と比較する、すなわち比較内分泌学があります。わたしは、この比較内分泌にさらに時間の概念を加えた視点、すなわち「進化」の視点も加味して種を比較することが有用だと考え、「進化生殖学」と標榜して研究を進めることにしました。

(これまでとこれから)
これまでに、アロマターゼ欠損症・アロマターゼ過剰症、プロラクチン受容体欠損症の発見に関わってきました。この発見を通じてアロマターゼやプロラクチンの役割について、新たな気づきを得ることができました。さらに驚いたのは、この新たな発見とおもったことは、「進化」の視点からは至極当然なことであると気づいたことです。一緒に、議論したい、研究したいなどがあれば声をかけて下さい。「診断のつかない患者さんがいる」「稀な病気の患者さんをみた」などあればご相談下さい。一緒に考え、論文化に向けてお手伝いします。

 

 

名誉教授 真菌医学研究センター特任教授 生水 真紀夫

教育ならびにリクルート担当です。大学に残った昭和卒業世代として、周産期医療の魅力を学生や研修医に伝え続けたいと思っています。
「明るく元気な産婦人科」をモットーに若い人たちと毎日楽しくやっています。週末や休み期間中は、セミナー開催などイベント業に精を出しています。
私たちの様子を是非一度見に来てください。

大学院特任教授 長田 久夫

婦人科がんの治癒は、根治だけではなく、妊孕性を残すことも重要なテーマです。子宮体癌はここ20年間で7倍近く患者数が増加し、妊孕性温存が問題となる若年の子宮体癌も増加しています。一人でも多くの患者さんの妊孕性温存がかなうように、安全で効果的な妊孕性温存治療の開発をめざしています。また、子宮体癌の予防・検診はまだまだ課題が多く、十分なものではありません。子宮体癌では女性ホルモン・肥満/耐糖能異常/インスリン抵抗性が発癌リスクに関与します。これらの発癌過程への関わりを解明し、予防や治療への応用をめざしています。

大学院特任教授 三橋 暁