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手術支援ロボット daVinci

低侵襲ロボット支援手術とは?
低侵襲ロボット支援手術はいくつかの小さな切開部を作り、外科医の操作に従ってロボットにより内視鏡・メス・鉗子を動かして行う内視鏡手術になります。

 

daVinci(ダヴィンチ)サージカルシステム
ダビンチは、低侵襲技術を用いて複雑な手術を可能とするために開発されました。
高画質で立体的な3Dハイビジョンシステムの手術画像の下、人間の手の動きを正確に再現する装置です。
術者は鮮明な画像を見ながら、人の手首より曲がって回転する手首を備えた器具を使用し、精緻な手術を行うことができます。
ロボット支援手術は完全に医師の操作によって実施されます。

実際のdaVinci手術風景になります。患者さんの左上側にdaVinci、手術室の隅に執刀医コンソール(執刀医の操作機械)、左端では手術の見学が行われています。
千葉大学ではdual consoleを備えているため、執刀医の対面にあるコンソールから執刀医とまったく同じ3D画面を確認することができます。

 

ダヴィンチ手術の執刀医
ダビンチ手術は、インテュイティブサージカル合同会社から認定資格を取得し、トレーニングを積んだ医師によって行われます。
医師をサポートするのがロボットの役割で、ダビンチ自身が勝手に動作することはなく、医師がロボットを活用し、より精緻に行う手術になります。
2018年8月に第1例目を経験して以降、2022年6月2日までに肺癌152症例、縦隔腫瘍41症例を施行し、大きな合併症なく全員が退院しております。
現在、手術執刀医として4名、助手として7名が資格を取得しております。

 

費用について
ダビンチ手術は、保険の適応が2018年4月に承認されております。
そのため、通常の肺癌の手術と同等の費用であり、ロボット手術を行うことで追加にかかる費用はありません。
また高額療養費制度も適用されます。費用についてご心配される場合は、入院手続きを行う際の面談時にご相談ください。