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Vol. 4 卒後9年目医師(大学院生 K先生)

2024/11/14

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卒後9年目 大学院生 K先生

 

千葉大学に来た理由を教えてください

 救急専門医を取得し、自身のキャリアプランとして研究に携わることを経験したく、大学院の進学を希望しました。その中で千葉大学を選んだ理由は、臨床と研究の両立を考えたからです。研究日が確保されており、臨床においても業績のある集中治療や急性血液浄化の分野を学べる環境に加え、2021年より新救命センターとなったことで救急分野でも発展している環境に身を置くことができると感じたからです。

 

今行っている研究について教えてください

 臨床研究で「COVID-19感染者における健康と回復に関するコホート研究」という多施設研究のデータ解析を行なっています。
 また、基礎研究ではSVEP1と呼ばれる細胞外マトリックスタンパクの機能解析、敗血症モデルマウスにおけるSVEP1の機能を研究しています。敗血症患者においてSVEP1の変異を持つ患者は優位に生命予後が不良であることを当教室の中田教授が発表しており、そこから着想を得てSVEP1が敗血症の臓器不全にどのように影響するかを調べています。

 

千葉大学に来て良かったことを教えてください

  研究分野では研究日も確保され、研究指導を基礎を専門に行なっている教室にもしていただけて、整った環境だと感じています。基礎研究のチームでも、臨床研究のチームでもミーティングがそれぞれ月に2回開催されており、トラブルシューティングなども相談しやすい環境です。 
 臨床分野では重症患者、特にこれまで関わることが少なかった小児・新生児の術後管理やECMO管理に携わることができています。また移植症例も他の施設では経験が限られていたので刺激になっています。その中で時間外労働は少なく、研究日以外にも休みが十分に確保されており働きやすい環境だと感じています。

 

今後のビジョンなどあれば教えてください

 大学院生として研究を終えた後も研究分野で留学なども視野に活動を続けることを考えています。その中で臨床医としてサブスペシャリティーなどを考え、新たな環境に挑戦するかを悩んでいる状態です。当科は関連施設や他科と連携があるため研究分野を継続しながら、サブスペシャリティーの研修を積むこともできるため、こちらは今後考えていく予定です。

 

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