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Vol. 3 卒後4年目医師(専攻医プログラム2年目)

2024/09/26

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卒後4年目 S先生(専攻医2年目 千葉大学➝君津中央病院で研修中)

 

千葉大学の専攻医プログラムを選んだ理由を教えてください

私は君津中央病院という自分が生まれた病院で初期研修を行っていました。そこの病院は専攻医の先生をはじめ、上級医の先生方は千葉大学病院の医局に所属する先生が多く、どの先生も大変親切にしてくださいました。また、初期研修医同期のうち半分が千葉大学出身者であったこともあり、知り合いが多いところの方が今後仕事はやりやすいだろうと考え、まずは千葉大学病院に見学に行きました。実際見学に行くと、上級医の先生方は優しく熱心に指導してくださり、なんといっても女性医師が多く所属しており、今後のキャリア形成などの相談がしやすく、とても過ごしやすい環境だと感じました。また、従来の医局に縛られるような感じはまったくなく、医局員の希望にできるだけ沿ったプログラムを考えてくださるような柔軟なサポート体制も大変魅力的でした。以上のことから、私は千葉大学病院の専攻医プログラムを選択しました。

 

千葉大学に来て学べたこと・良かったことを教えてください

千葉大学病院はICUの病床数が多く、小児から成人まで様々な症例を診ることができ、日本で最先端の集中治療が学べるところだと思います。指導医の数も多く、どの先生も気さくで優しく、分からないことは気兼ねなく質問できるのは本当に助かりました。また、定期的にZoomでの抄読会や勉強会、レクチャーなども積極的に行っており、病院で働いているとき以外でも学べる機会は多いです。救急車を受け入れ台数も年々増加しており、外傷から内科系疾患まで幅広く救急患者を診ることができます。臨床以外のところで言うと、上記でも述べましたが、女性医師が多く在籍しているため雰囲気がとても和やかで、人生相談などもしやすく、ストレスなく働けるところが一番良かったと思います。

 

現在の勤務先(君津中央病院)でできること・良かったことを教えてください

私が初期研修先として君津中央病院を選んだ一番の理由はドクターヘリに乗ることができるからでした。専攻医になった現在は、週1回程度の頻度でOJTとして病院前医療を勉強させてもらっています。また、君津中央病院は外傷(特に交通外傷)が多く運ばれてくるため、血管内治療(IVR)を救急医が行うことが多いです。自分が勤務のときはなるべく助手として手技に入らせてもらい、上級医に指導してもらっています。その他、今年度からエコー研修も行っており、週1回3時間ほどエコー室で臨床検査技師の方に指導してもらいながら、心臓や腹部のエコー検査を行っています。救急外来ではエコーは必須の検査であり、エコー研修を通して以前よりもエコーがうまく描出できるようになったように感じます。

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今後のビジョンなどを教えてください

まずは救急専門医をとることが直近の目標にはなります。それまでは専攻医として色々な病院で働き、それぞれの施設でのやり方や先生方の考え方を学んでいこうと思っています。今は臨床が楽しいのですが、何か興味が持てる研究テーマがあれば大学院での研究も考えています。サブスペシャリティに関しては現段階で考えているのは2つあり、1つ目は放射線科で画像診断やIVRを学ぶことです。2つ目は集中治療専門医をとることです。私は初期研修医1年目の4-6月に救急科をまわり、その頃はICUでの治療が全く理解できなかったのですが、しかし、専攻医になった今は理解できることも多くなり、集中治療の面白みが感じられるようになりました。

 

 今後の初期研修医へメッセージ

救急科は多種多様な疾患を診る科である分、様々なキャリアパスがあります。人それぞれやりたいことは違うと思いますが、千葉大救急科では各々の希望になるべく沿ったキャリアパスを一緒に考えてくれます。もちろんご家族の都合で遠方に行かないといけないという要望にもこたえてくれます。こんなに自由で柔軟な医局はそうそうないと思います。ぜひ一度、医局説明会や病院見学に来ていただけたらと思います。この記事を読んで少しでも千葉大救急科に興味を持っていただけたら嬉しいです。