募集

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大学院

千葉大学救急科・集中治療部では研究に興味がある方を募集しています!

概要をQ&A形式で紹介いたします。

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Q1:研究に興味があるのですが、経験がなくても大丈夫ですか?

→研究の経験がなくても問題ありません。多くの大学院生は、入学時点で本格的な研究の経験がありません。大学院での研究を進めるために必要な知識やスキル、さらには研究費の獲得方法まで、上級医師が丁寧に指導します。

  

Q2:大学院生は何名程度在籍しているのでしょうか?現在千葉大学の救急科に所属していなくても大丈夫でしょうか?

→2024年現在で13名の大学院生が在籍しています。千葉大学の救急科専攻医プログラム出身ではなく、大学院生から新たに加わったスタッフも4名在籍しています。大学院終了後も千葉大学の救急科に所属する必要は必ずしもありませんので、お気軽にお問い合わせください。

 

Q3:大学院の受験にはどのような条件が必要ですか?

→年に2回の入学試験があり、専門科目と英語の試験があります。専門医資格の有無は問いませんので、詳しい時期に関してはお問い合わせください。

 

Q4:研究のテーマはどのように選ぶのでしょうか?(臨床研究、基礎研究など)

→研究テーマは、本人の興味に合わせて相談しながら柔軟に決定します。当教室では基礎研究から臨床研究まで幅広い選択肢を提供しており、基礎研究を行わず臨床研究で学位を取得するコースもあります。

 

Q5:臨床研究はどのようなものを行なっていますか?

→これまでに実施してきた臨床研究として、敗血症に関する遺伝子多型/機能解析、敗血症データベース解析、重症患者における腸内細菌叢解析、人工補助療法開発、救急/災害医療の課題を解決するICTシステム・生体情報装置開発、AIを用いた予測アルゴリズム開発/画像診断支援ツール開発などを行ってきました。特に、ICU入室症例やDPC(診断群分類別包括評価)から得られるビッグデータを解析する研究に力を入れています。

 

Q6:基礎研究のラボの教育体制はどうなっていますか?

→現在、ラボには3名の大学院生が在籍し、動物実験などを行っています。今年度中には新たに1名が実験を開始予定であり、来年度にはさらに1名の大学院生が加わる予定です。指導は中田教授をはじめ、基礎研究で留学経験のある教官が行っています。また、実験補助を行うスタッフが1名おり、研究をサポートしています。ラボミーティングは2週間に1回、オンラインミーティングを実施しており、各メンバーが実験結果を発表したり、今後の課題について議論したりしています。

 

Q7:他組織との共同研究は行なっていますか?

→質の高い基礎研究を行うには臨床医だけでは限界があります。そのため、基礎医学講座や外部研究室とのコラボレーションが不可欠です。現在も学内外の基礎医学講座と協力しながら実験指導や解析を進めています。また、多施設共同臨床研究も積極的に進めています。

 

Q8:自分で研究テーマを設定することができますか?

→もちろん可能です。ただし最初からすべて自分で計画して進めることは難しいため、最初は指導医が提案するアイデアに基づいて実験を行うことが一般的です。その中で経験を積みながら、自分の興味やアイデアを発展させていくことができます。

 

Q9:研究設備は整っていますか?

→一般的な実験設備は一通り揃っています。千葉大学には豊富な設備を備えた基礎医学教室があります。また専門機器については他研究室との協力体制も整っており、不足する設備も補完しながら効率的に研究を遂行する環境が整っています。

 

Q10:大学院修了後のプランはどうなりますか?どういう人が多いですか?

→卒業後の進路はさまざまですが、基礎研究経験者には海外留学する先生も多くいます。また臨床メインで活躍する先生でも、基礎研究で培った科学的思考やデータ解析スキルは臨床現場にも役立っています。当教室は臨床と研究の両方で活躍できる人材が多いことが特徴の一つです。

 

Q11:国際学会や海外留学について教えてください。

→当教室では在学中の国際学会発表を推奨しており、これまでにもアメリカやヨーロッパなどで開催される学会への参加実績が数多くあります。費用や準備についても教室としてサポートしています。大学院卒業後には、2〜3年程度の海外留学をサポートしており、基礎研究で培った経験をさらに深めることが可能です。

 

Q12:大学院の期間中は臨床に携わりますか?

→平均して週2.5日程度臨床業務に従事しています。専門医の資格維持や給与面からこの程度となることが多いですが、個々の事情によって調整可能ですのでご相談ください。

 

Q13:大学院の在籍中は千葉大学病院で勤務する必要がありますか?

→いいえ。他病院に勤務しながらオンラインミーティングなどによる指導を受けつつ博士号を取得した例もあります。柔軟な対応が可能ですので、ご相談ください。