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Achieve 感謝のメッセージ

感謝のメッセージ(2021/10/3開催)

千葉市立青葉病院 整形外科 佐々木徹

 先日整形外科Cadaver Workshop in Chiba <Knee>に参加させていただき、大変有意義な時間を過ごさせていただきました。

 午前中の関節鏡を使った実習では関節鏡の基本手技から始まり膝関節を観察するときの普段の流れを知ることができました。講師の先生に隣で操作のコツや注意点を教えてもらいながら実際に操作することで理解が深まりました。小豆を使用して実際の関節内遊離体摘出術を想定した手技をさせていただきましたが、関節鏡視下で器械を使うことの複雑さや難しさを、身をもって知ることができました。

 午後には膝の手術のアプローチや手術中に注意が必要な血管や神経の走行を見ることができました。膝関節後方の展開は普段の手術で行うことは少ないですが、重要な血管や神経があるため解剖の理解が重要な部位ではあります。今回詳しく観察しながら学習することができ、今後の実臨床で必ず役に立つ非常に貴重な体験をすることができました。

 最後に、今回このような大変貴重な機会を与えて頂いた献体してくださいました千葉白菊会会員の皆様に心より御礼申し上げます。

 

船橋中央病院 整形外科 手塚悠介

 2021年10月3日、整形外科Cadaver Workshop in Chiba〈Knee〉に参加させていただきました。今回は膝関節鏡手術のアプローチ、基本手技、膝関節の解剖について学びました。

 恥ずかしながら、今まで膝関節鏡の手術を見たことがなかったですが、今回のワークショップでは実際に自分で関節鏡操作をさせていただくことができました。講師の先生に丁寧に指導していただき、関節鏡手術について理解が深まるとともにますます興味を持つことができました。また、膝の診察の際にも解剖を理解することは重要であり、例えば前方引き出しテストやLachman testを行う上で、前十字靭帯がどこに付着してどのように走行しているかを理解しているのとしていないのとでは診察手技に大きな違いが出てしまいます。今回はその違いを実感しながら診察上のコツを学べる貴重な機会となりました。

 専攻医1年目にてこのような経験をできることに大変感謝しております。この経験を明日からの日常診療に生かせるよう今後も精進していきたいと思います。

 最後になりましたが、このような機会を作ってくださいましたスタッフの皆様、ご指導していただいた講師の先生、献体して頂いたご遺体の先生とそのご家族に感謝を申し上げます。