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Achieve 感謝のメッセージ

感謝のメッセージ(2025/9/12開催)

都立墨東病院 山田 裕介

2025年9月12日、13日に千葉大学医学部 Clinical Anatomy Labにて開催された千葉手・肘の外科研究会 Cadaver Workshop に参加させていただきました。まず、ご遺体を通じて学ばせていただけることに、深く感謝申し上げます。ご遺志を尊重して送り出してくださったご遺族の皆様にも、心より御礼申し上げます。
1日目は関節鏡を中心に、肘・手関節や手根骨周囲の解剖を鏡視下に確認しました。狭い関節内での操作は非常に難しく、実際にスコープを操作して初めて理解できる感覚や視野の特性を学びました。教科書や映像で見ていた構造と、実際の人体で目にする景色の違いを肌で実感し、関節鏡特有の難しさと奥深さを体験しました。
2日目はエコーと解剖を組み合わせた実習でした。エコーでは色素を用いて神経ブロック薬液や腱鞘内注射の広がりを観察し、注射部位から想定以上に広範囲に拡散していることを確認できました。薬剤効果の理解や合併症予防の観点からも、大変示唆に富む学びでした。その後の解剖では、靱帯を意図的に不安定化させてストレステストを行い、不安定性の所見を自分の手で体感しました。また、神経や血管の走行を直視下に確認し、日常の手術における位置関係や距離感をより具体的に把握できました。
2日間を通じ、普段の臨床では得難い「時間をかけてじっくり観察し、実際に操作する機会」を持てたことは、基本に立ち返って解剖を深く学ぶ貴重な経験でした。最後に、医学教育のためにご遺志を託してくださっている白菊会の皆様と、ご遺族の皆様に、心より深く感謝申し上げます。今回得られた学びを臨床に還元し、より良い医療の提供に努めてまいります。