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Achieve 感謝のメッセージ

感謝のメッセージ(2022/10/2開催)

沼津市立病院 整形外科 野口裕司

 2022年10月2日、千葉大学Clinical Anatomy Lab(CAL)で開催されました筑波・千葉 Cadaver Workshop (Spine) 2022に参加させて頂きました。献体されたご遺体への黙祷に始まり、私のグループでは午前は頚椎後方アプローチ、外側塊スクリューや椎弓根スクリューの挿入、胸椎後方アプローチおよび大塚法を行い成書や写真、動画よりもはるかに実践に近い環境で学びました。午後は頚椎前方アプローチを中心に通常の手術では展開することのない範囲まで詳細に解剖学的構造を学びました。普段は上級医の手術を間近で経験しているにもかかわらず、実際に自分で手技を行うとその難しさを肌で感じ、自分の至らない点が明確になりました。しかもその場で講師の先生にフィードバックして頂くことができ、大変有意義な時間でした。また一緒に参加された大学院生の先輩方や筑波大学脊椎グループの先生方にとても刺激を受け、これからも共に切磋琢磨していきたいと思いを新たにしました。1日中であったにもかかわらず時間は短く感じられ、最後にご遺体へ黙祷をして終了となりました。本日の経験を今後の臨床の場に還元していく所存です。

 このような貴重な場を設けて下さった関係者の皆様と、人生の最後に自らを御献体くださった白菊会の皆様、その御家族へ深謝を申し上げます。

 

筑波大学付属病院 整形外科 浅沼翔

 2022年10月2日に筑波・千葉 Cadaver Workshop(Spine) 2022を受講させて頂きました。千葉大学の Clinical Anatomy Lab(CAL)にて行われ、様々な手技に関して学ぶことが出来ました。私はシニアレジデントであり実際の手術経験は少ない中での参加でしたが、多くの方々にご指導頂き、とても有意義な時間を過ごせたと思います。教科書としての知識から実体験を伴った知識に昇華することができ、特に頸部の解剖においては、普段の術中では確認することが難しい椎骨動脈の走行を直接見られたことがとても勉強になりました。また、頚椎、胸椎、腰椎それぞれへのアプローチ方法や、実際の手術器具を使用しての実技など、大変貴重な経験をさせて頂きました。今回得られた知識・経験を糧に、今後も研鑽を積んでいきたいと思います。

 最後に、御献体頂きました白菊会の皆様、CALスタッフの皆様、脊椎外科の先生方に心より感謝申し上げます。有り難う御座いました。