産業医科大学病院 四肢外傷センター 篠原 大地
今回のWorkshopでは、まずExpertの先生方の講義を受けて、疾患、術式に対する理解を深めた上で、トレーニングに取り組むことができ、より知識を広げることができました。手術の細かい点について普段聞くことのできない先生方からの講義はとても貴重な機会となりました。特に指節間関節や手根骨の解剖は臨床の現場でその全貌を見ることは難しく、まさに“百聞は一見にしかず”の体験となりました。自由解剖の部分では特に興味のある皮弁について実際の血管を確認しながら手術を進めることができ、手術の成功と失敗を分けるポイントについて実際に目で確認することができました。
学生時代の解剖実習は解剖の勉強という視点で行っていましたが、今回はただ勉強で終わらせるだけではなく、明日からの臨床に、一人でも多くの患者様に還元できるようにという視点も持ちながら学ばせていただきました。
最後に、このような貴重な学びの場を設けていただいた千葉大学の先生方、ご指導いただいた先生方に心から御礼申し上げるとともに、白菊会の皆様、御遺族の方々に心から感謝申し上げます。