Chiba University
Clinical Anatomy Laboratory
Clinical Anatomy Laboratory
救命のための緊急処置の中には比較的行う機会の少ない処置が含まれますが、実際の医療の現場では一刻を争う状況が多く、ひとつひとつの処置に時間をかけて確認しながら行ったり、指導者から詳細な教育を受けたりすることは困難です。しかし、そのような処置を迅速かつ的確に行えなければ、患者さんを救命することができません。そのため、救急科の若手医師を対象として、胸腹部における緊急救命処置に習熟することを目的にこのプログラムを開催しています。
動画教材で予習を行ったうえで、外科的処置に熟練した指導者のもと、経験が少ない若手医師が中心となり処置を実施しました。それらの処置が必要となる状況の確認から処置の要点、実臨床で注意すべき点などについて確認し議論しながら、救命に重要な処置を詳細に学ぶことができました。今回の経験で多くのことを学ばせていただいたことで、今後の臨床において各救命処置を安全かつ迅速に行うことにつながり、ひいては患者さんの救命に大きく貢献すると考えています。