上肢は細かな機能を有し、整形外科疾患の中でも複雑な病態を示します。このプログラムは上肢機能解剖を理解し、上肢の診れる整形外科になることが目的です。対象は整形外科専門医を目指す専攻医が対象です。整形外科医として、最低知っておくべき上肢疾患に対応すべく、最低限の機能解剖を理解する必要があります。このプログラムでは基本的な手術アプローチ別に、その周辺に有る重要臓器を観察することに時間を割きました。また、上肢機能解剖を理解し、上肢の診れる整形外科になるためのレクチャーも適宜行いました。翌日の臨床からすぐに役立てることができる知識がたくさん得られ、県内を中心に参加した24名の専攻医も非常に感激しておりました。それぞれの地域において、患者の治療に役立てて頂きたいと思います。また来年もしっかり準備して専攻医を指導していきたいと思います。