10月2日にClinical Anatomy Lab(CAL)にて筑波大脊椎グループと、千葉大頚椎グループが合同で筑波・千葉Cadaver Workshop 2022を開催いたしました。筑波・千葉両大学の若手脊椎外科医(脊椎外科の志望を検討している後期研修医〜大学院生)のための脊椎の解剖知識と手術手技の習得と、相互交流を目的とした会で、今回で8回目を迎えました。研修の内容は参加者の先生のレベルに応じて、脊椎後方除圧術、固定術などの基本手術手技から脊椎の骨切り術や胸椎OPLLのための後方進入前方アプローチのように若手先生には執刀機会が少なく難易度が高い手技まで幅広く行いました。また普段の手術では損傷を避けて展開しない動脈などの重要臓器の解剖学的な位置も確認することができました。本会が若手脊椎外科医の手術手技のブラッシュアップと後期研修の先生が脊椎外科を志すきっかけになれば幸いです。またコロナ禍になってからは実習前日の講義と懇親会が中止になっていますが来年以降は状況をみて復活させることができたらと考えております。
最後になりますが、本実習に際して多大なるご尽力を頂いた環境生命医学スタッフの方々、およびCALの趣旨に同意・賛同頂きました白菊会の方々に心より御礼申し上げます。