千葉大学大学院医学研究院
先端応用外科学
千葉大学病院
食道・胃腸外科
千葉大学先端応用外科(旧第二外科)教室は1926年(大正15年)瀬尾貞信教授により開講され、以来、本邦の先駆として、難治性疾患である食道癌の治療を初め、臓器移植、人工臓器、脳神経外科、整形外科、小児外科、肥満外科、外科栄養、遺伝子治療、内視鏡治療、画像診断分野に数々の業績を蓄積してきました。それぞれの分野の独立を経て、同門の先生方は日本各地の大学、中核病院の指導的立場で活躍しています。教室の伝統的精神は、「フロンティア・スピリット」であります。2001年に本学が大学院大学に機構改革された際、第二外科から「先端応用外科講座:英語名Frontier Surgery 」へ改称し、理念の継承とともに、「常に先端的研究を行って成果を医療に応用する努力を続けていく」という決意を表明しています。2021年、松原久裕教授(現・第6代)により開催されました第121回日本外科学会総会はテーマに「理・術・熱情」を掲げました。これからも多くの若き外科医が同門に加わり、新しい外科医療の創生に向けて、熱く楽しく充実した日々を共有できることを願って止みません。同門会は、教室の診療、研究、外科医教育と、各地の同門会員の活躍を後押しして参ります。
岡住慎一(昭和59年卒 現JCHO千葉病院長)