千葉大学大学院医学研究院
先端応用外科学
千葉大学病院
食道・胃腸外科
小腸は胃で消化された食物が送り込まれ通過する消化管で、胃側から順に十二指腸、空腸、回腸に分けられます。食物は小腸でさらに消化され、様々な栄養素が吸収された後、大腸へ送られます。
小腸は胃や大腸に比べ疾患の少ない臓器ですが、稀に腫瘍を生ずることがあります。これらは腫瘤触知、腸閉塞(腸重積を含む)、消化管出血等の症状で発症することが多く、外科的治療の対象となります。
主な小腸腫瘍:平滑筋腫、脂肪腫、過誤腫、腺腫、GIST、癌など
腫瘍以外にも小腸憩室や小腸潰瘍で消化管出血をきたすことがあり、これらも外科的治療の対象となることがあります。