大腸疾患

ページタイトル画像

その他の腫瘍

  • 肛門扁平上皮癌
  • GIST(消化管間質腫瘍)、NET(神経内分泌腫瘍)

肛門扁平上皮癌

胃癌や大腸癌などは粘膜の腺組織が癌化するため、腺癌という組織の癌が発生します。肛門部では、皮膚と同じ扁平上皮という組織が癌化するため、扁平上皮癌という組織の癌が発生します。この癌は放射線が非常によく効くため、まずは化学放射線療法を行います。この治療で完治する方もいらっしゃいます。完治が得られない場合や、いったん完治したように見えても再発を起こしてくる方に対しては根治手術を行います。

GIST(消化管間質腫瘍)、NET(神経内分泌腫瘍)

癌は腺組織や扁平上皮など、消化管や皮膚の上皮から発生します。それに対し、上皮よりも深い部分にある組織(間質)から発生する腫瘍があります。元となる細胞の種類により性質の異なる腫瘍となります。大腸に発生し治療が必要となるこのような腫瘍の代表としてGISTやNETがあります。内視鏡治療を行えることもありますが、基本的には手術が必要となります。