第2回 研修医・若手医師向けセミナー
千葉大学精神医学教室、及び千葉大学社会精神保健教育センターでは、精神科医療に関心を持つ研修医や若手医師を対象として、セミナーを開催しています。
第1回は『第1回研修医・若手医師向けセミナー 〜新しい精神科医療を目指して〜 』と題して2011年8月に開催し、多くの方にご参加頂きました。
今年は『 精神医学入門〜臨床場面における多面的アプローチ〜 』と題して第2回を開催します。
皆様のご参加をお待ちしています。
※ セミナー申し込みの締め切りが8月31日となっておりましたが、残席がありますので、10月15日まで期間を延長します。
なお、定員に達し次第締め切りとさせて頂きます。
また、下記の「対象」に該当しない方でも、残席があればご参加いただけますので、お気軽にご連絡ください。
日時 | 2013年10月19日(土)13:00〜17:00 開場12:30 受付12:30〜13:00 |
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会場 | バーディーホテル千葉 2階会議室 〒260-0031 千葉県千葉市中央区新千葉1-6-5 TEL:043-248-5551 |
対象 |
@初期研修医、精神科の臨床経験3年以内(初期研修期間を除く)の医師 A精神科を主たる診療科とするか、志していること |
定員 | 40名 | 費用 | 無料 | 申し込み方法 | 件名を「セミナー申し込み」とし、以下の内容をメールでお送り下さい。 @お名前(ふりがな) Aメールアドレス、電話番号、住所 B出身大学(卒業年) C現在の在学先またはお勤め先 申し込み受領確認を含め、今後の連絡はメールで行わせて頂きます。個人情報は責任をもって管理いたします。万一、1週間以内に申し込み受領確認の連絡がない場合は、お手数ですがメールでお問い合わせ下さい。 |
締切 | 2013年10月15日 定員に達し次第締め切ります | お問い合わせ | セミナー事務局 chibapsykenshuukai@gmail.com 担当:佐藤 | その他 | 本セミナーは、厚生労働科学研究費補助金こころの研究科学研究事業「司法精神医療に携わる医師の育成と確保に関する研究」によるものであり、参加される皆様にはアンケートにご協力頂きます。 |
13:00〜13:05 | 開講の挨拶 伊豫雅臣(千葉大学大学院医学研究院精神医学 教授) |
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13:05〜13:15 | ベーシックレクチャー 「日常診療で司法精神医学を活用する」 椎名明大(千葉大学医学部附属病院こどものこころ診療部 助教) |
13:15〜13:45 | 講義1 「精神医学領域における最新の薬理学」 伊豫雅臣(千葉大学大学院医学研究院精神医学 教授) |
13:45〜14:15 | 講義2 「認知行動療法の視点」 小堀修(千葉大学社会精神保健教育研究センター 特任講師) |
14:15〜14:45 | 講義3 「精神科救急医療」 平田豊明(千葉県精神科医療センター センター長) |
14:45〜14:55 | 休憩 |
14:55〜16:55 | 模擬事例検討 自傷行為を繰り返す患者の事例 座長:渡邉博幸(千葉大学大学院医学研究院精神医学 准教授) 指定討論者:五十嵐禎人 (千葉大学社会精神保健教育研究センター 教授) パネリスト:伊豫雅臣、小堀修、平田豊明 |
16:55〜17:00 | 終了の挨拶 伊豫雅臣 |
千葉大学医学部附属病院 こどものこころ診療部 助教。
2000年千葉大学医学部卒業。千葉大精神科に入局後、国保旭中央病院内科ローテート研修などを経て、2004年4月より2年間厚生労働省精神保健福祉課で心神喪失者等医療観察法施行準備、精神保健福祉法改正等の業務に従事。2006年4月より千葉大学医学部附属病院精神神経科にて勤務。2012年4月より現職。専門は司法精神医学、医療観察法、認知行動療法、森田療法、摂食障害など。司法精神医療を日本の精神医療現場に根付かせるための取り組みを続けている。
千葉大学大学院 医学研究院精神医学 教授。
1984年千葉大学医学部卒業。千葉大神経精神科に入局後、1986年国立精神・神経センター研究員、1988年米国NIH客員研究員。帰国後は国立精神・神経センター精神保健研究所薬物依存研究室室長や浜松医科大学精神神経医学助教授を経て、2000年より現職。専門は精神神経薬理、脳機能画像、分子精神医学、認知行動療法、司法精神医学など。近年ではドパミン過感受性精神病に関する新たな病態仮説と治療法を提唱し、難治性統合失調症の謎に挑む。
千葉大学 社会精神保健教育研究センター 特任講師。
1977年群馬県桐生市に誕生。2001年東京大学教育学部を卒業し、2006年東京大学大学院 総合文化研究科博士課程終了。2006-2010年キングスカレッジロンドン精神医学研究所にて、ポスドク研究員。2010年4月より現職。専門は、不安障害の認知行動療法、認知行動病理学、完全主義パーソナリティ、アスリートの心理的リハビリテーション、音楽家の演奏不安など。苦手なものは、魚介類、キノコ類、大教室での講義、心理検査など。
千葉県精神科医療センター センター長。
1977年千葉大学医学部卒業。千葉県銚子市立病院、千葉県精神科医療センター医療局長、静岡県立こころの医療センター院長を経て、2012年4月より現職。
千葉県精神科医療センターの開設時から在職し、日本で初めての精神科救急医療システムの構築に携わる。また司法精神医学分野では、刑事責任能力鑑定において着眼すべき要素を提唱、いわゆる「平田の7項目」として、事実上、刑事裁判のスタンダードになっている。
千葉大学大学院 医学研究院精神医学 准教授。
1992年千葉大学医学部卒業、同大附属病院研修医を経て、1998年大学院修了。その後、同精神科助手、同講師、国保旭中央病院神経精神科地域精神医療推進部部長を経て、2011年より現職。
地域精神医療の活性化を図るため様々な地域精神医療の仕組みづくりに携わり、多職種チーム医療、施設間地域連携に尽力した。またEBMにも詳しく、統合失調症薬物療法アルゴリズム(CUPA)の開発者でもある。
千葉大学 社会精神保健教育研究センター 教授。
1990年東京大学医学部医学科卒業、同大附属病院精神神経科を経て、1992年より東京都立松沢病院精神科医員。1994年から1995年にかけて、ロンドン大学精神医学研究所に留学し、司法精神医学ディプロマ(Diploma in Forensic Psychiatry)取得。帰国後、松沢病院に復職し、2000年より東京都医学研究機構精神医学総合研究所主任研究員、2006年9月より現職。
専門領域は、司法精神医学。主に、刑事精神鑑定、触法精神障害者の治療システム、精神障害者の人権擁護、成年後見制度などに関して、研究を行っている。