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千葉大学医学部いのはなSP会に参加しませんか
- 千葉大学医学部いのはなSP会(以下、本会)は千葉大学医学部の模擬患者のボランティア団体です。本会ではボランティアの模擬患者(SP)を募集しています。
模擬患者に興味を持っている方、学生の成長に温かいまなざしを向けていただける方、ぜひ見学にいらしてください。
連絡先は、医学教育研究室 根岸(hsp-mededu■chiba-u.jp)です。お気軽にご連絡ください。
※■を@マークに変えてください。
千葉大学医学部いのはなSP会とは?
- 主な活動
医学部での医療面接に関する授業や試験への協力、そのための練習、さらには医療面接のためのシナリオ作成などに取り組んでいます。
- スケジュールについて
医学部の授業とそのための練習・打ち合わせは主に火曜日の午後に行っています。
初めての方はオリエンテーション後に数回の練習を経て授業・試験に参加します。
- その他
授業、試験に参加いただいた場合は本学規定の謝金をお支払いします。
交通費は自己負担となります。また練習、打ち合わせには謝金はお支払いできません。
活動中の事故等に関しては、保険が適用されます。
模擬患者とは?
- 模擬患者とは
模擬患者は、患者の症状や感情と同じようにふるまい、医療従事者を相手に患者役を演じる人(Simulated Patient)のことです。また、試験の際には反復して同じ患者を演じる標準模擬患者(Standardized Patient )を指します。どちらも省略して「模擬患者」=「SP」と呼ばれています。
- 模擬患者が求められる背景
医療の現場も変化し、医師と患者は対等であることを前提に考えるようになっています。 正確な診断に必要とされる情報収集も、良好なコミュニケーションによって築かれた信頼関係が不可欠です。そのコミュニケーションを学ぶ時に必要とされるのが模擬患者です。
- 模擬患者の役割
模擬患者は、患者さんをアドリブで演じるのではなく、あらかじめ用意された台本があります。具体的な症状や患者の背景、気持ちなどの設定やせりふが書かれています。例えば、「患者 千葉ハナコさん(63歳女性)が、いつから、どのようにお腹が痛いか」など、具体的な症状等が決められているので、その通りに覚えて演じていただきます。
患者さんの役を演じるだけではなく、医師(学生)の態度や言葉遣いなどのコミュニケーションについて、どう感じたかを率直にフィードバックしてもらう役目もあります。